コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: 二次元に恋してしまった。【案募集中】 ( No.25 )
- 日時: 2013/07/08 18:00
- 名前: 檸檬 (ID: 4M4hyAMx)
よし。案来ないねww
つーことでこっちがやりますw
では、エンジョイしてってね!
—————————————………。
——————美和が取り出したもの それは
ひとつの
冷凍ミカンだった。
それ以来俺には記憶がない…
思い出そうとしても思い出せない…
アイツはこうなることを知っていたのだろうか…
知っていてやったのか…
—————————— 気がつくとそこは
いつもの学校の 保健室だった。
そして、いつも見る顔が並んでいた…
「おい、お前倒れたんだって?ダサッ。」
同級生の哀川拓はいつにもましてクールだ。
一口一口の言葉が見事に俺の樹脂でできたハートを貫く。
………俺は弱い奴だ。
「なんたって、美和ちゃんに冷凍ミカン見せられたんだもんねぇ〜(プッ」
同じく同級生の水無川信。
こいつもこいつで人をイラつかせる達人だ。
どうして俺はいじられキャラなんだ… 神が差別でもしたのか?
…全てが嫌になった。 忘れるかのように目を瞑る。
その耳元で、聞き覚えのある美和の声が聞こえた。
「そういえば…倒れた時にこんなものが出てたんだ…」
………………………え?
………何が出てたの?
……………………………………………
まさか。
「え、ちょ、城ヶ崎…」
ヤバい…完全にフラグだ…
あんなにクールな拓があのセリフだ。
決まった。天国逝こう。
それ以外もう道がない。逝くしかない。
天使はどこだ。どこにいる。
きっとあのカラスだろう。
あのうざったらしい鳴き声は、ずっと前から俺を呼んでいたのだ。
気付かなくてすまなかった。カラスよ。
ちゃんと言うことをきくさ。
今から逝くよ。そっちに。
—————— 待ってろ。カラス。
「お前こんなに裁縫うまかったのか?!」
「なにこれうますぎだよw」
「何で家庭科で発揮しねぇんだよ。アホが。」
え?(本日2回目)
「それってどういう…?」
思わず声に出してしまった。
いや、声に出てたのかもわからない。
それだけの衝撃だったのだ。
「いや、城ヶ崎、お前裁縫うまかったんだなって。」
な、何だよ… めっちゃびっくりさせられたんですけど…
……フラグって怖いね(´・ω・`)
「そういや、なんで冷凍ミカンに反応したんだよ?しかも気絶するとか(プッ」
美和は自分で行ったことに空気を発射。
どこまでも最低な奴だ。
まぁ、冷凍ミカンに過剰な反応をしたのだ。そりゃぁ聞きたくなるだろう。
「冷凍ミカン…嫌な思い出があんだよ。」
俺はどうしてか、口を開いた。
「嫌な思い出?」
「あぁ。酷い思い出だよ。」
「もったいぶらずに早く話せ。」
普段はクールで何にも興味を示さない拓が、苛立った様子で俺を睨んだ。
拓がこんなに反応するとは…相当気になるのか。
「わかったわかった。その嫌な思い出と言うのは…。」
たくさんの視線が集まる。
そしてみんなの顔が近いので、体感温度は40度くらい。汗が噴き出す。
「小さい頃…その…冷凍ミカン食ったんだよ…それで…。」
みんなは「それで?」と言わんばかりの顔つきをしている。
「それで、中に…ちょっと…あの…その…。」
「なんだよ?!虫でも入っていたのか?!」
と拓が聞いた瞬間、女子の本能なのか、美和から「キャッ」と言う声が聞こえた。
「いや…違う…。」
「…もっと酷いぜ…」
保健室はもう、冷凍ミカンの世界に征服されてしまったようだ。
「そのミカン…実の部分が青かったんだよ…」
「んだよ、そんなことか。」
拓はさっきまで俺に釘付けになっていた。
が、その話を聞いたとたん、釘抜きで抜かれたかのように、視線がどこかへ飛んで行った。
そこでとっさに続きを話す。
「いや、それならまだいいさ。どうして青いのか、わけが分かんなくて、親に聞いたわけ。」
「うんうん!」
美和と信は、俺の話を楽しんで聞いているようだ。
「それで、親が言った言葉は…。」
そこで拓の視線も戻ってきた
「あぁ、そのミカンか、トイレにぽちゃんしたの。」
「?!」
…予想通りの反応が返ってきた。
「…でも…トイレは青くないよ…?」
信はまるで子供のような質問を返してきた。
「うん!それあたしも思った!」
美和も禿同らしい。
「あれだよ、最近あるじゃん。置くだけ掃除のやつ。」
「そこに長い間漬け込まれていたミカンらしい。」
「…みんな、帰ろう。こいつの中には青い魂が宿っている。」
「あぁ!ちょちょちょ!」
みんなは拓に続いて黙って教室へ戻って行った。
(´・ω・`)
しかし、あのまま沈黙が続いたらどれだけ気まずかったか。それを考えるとまだ良かった。
「…もうすぐ給食か…」
——————第一章:「給食になるまでの地獄」完。————————
第一章が終わりました!次回、待ちに待った給食がたぶん始まります。
「たぶん」ですよ。タブンネ。
大事なので3回言いました。
今回は一気に書いちゃおうと、書いちゃいました(´▽`*)
それでは、またすぐ更新すると思いますw お楽しみにw
製作時間:約1時間
P.S.二の腕プルプル。