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- Re: 【参照1000感謝】二次元に恋してしまった。【第27話更新】 ( No.274 )
- 日時: 2013/09/04 19:34
- 名前: 檸檬 ◆iwOQ5dadXo (ID: 4M4hyAMx)
- 参照: 夏休み終わった。人生も終わった。
よぉっし、更新だ(`・ω・´)
皆様、長らくお待たせいたしました。ホントごめんなさい。
大会終わりましたな。いや、別に最近始めたばかりで賞なんて取れる分けないって知ってますよ?
28話 第6章3話。
タッタッタッタ…
朝。
信号で止まる。
少し冷たい風が俺の頬を撫でる。
…そろそろ秋が来ましたね。
まだ夏服を着ている俺の腕に鳥肌が立つ。
最近まで残暑が続いて暑くて仕方がなかった…。
何でいきなり寒くなるのよ。
寒いよ、寒い。
「なぁんでこんなに寒いんだよ…早く信号変われや…。」
イライラして声にまで出る。
そして寒い。
こんなことをしてまで学校に嫌々行く…
俺に対してメリットない気がするんだが。
実際授業だってそこまで聞いてねぇし。
ただ逝って還ってくるだけなんだが。
休んでたって成績に変わりはないと思うが。
信号が青に変わり、早歩きで学校へ向かう何とも無残な俺。
ガララッ
「おはよう…。」
俺は30年ほど老けたしわくちゃの顔で、弱々しい朝のすっきりした挨拶をした。
すると、すぐさま俺の前には3人が集まった。
「おっはよー!聖弥ー♪」
「また来やがったかテメェ。」
「おはよう聖弥☆」
「何でそんなに元気でいられるんだよ。意味不明だわ。」
俺がぼやけた声で反論する。
そんな俺の声を遮るように美和が言う。
「なーにボケてんの!明日から2日間、文化祭の振り替え休日だよ!精一杯ガンバローよ!ね?」
「あれ…今日…文化祭…?」
「…」
「…」
「…」
俺のボケた発言が、一気に空気を凍りつかせる。
3人全員が熱い(冷たい)眼差しを送ってくる。
怖い…外よりも寒いなここ…。
やめろ…やめてくれ…
そう思いかけた時、やっと信が口を開けてくれた。
「準備…してたよな?大丈夫?聖弥?」
「…なんか…ごめん。」
ごめん。俺がKYだった。
ホント…ごめん。
「いやぁ、いいよ!大丈夫!寝ぼけてるんだよね!そうだよね!」
美和が必死にフォローする。
何だろう、美和にここまで感謝したことはない気がする。
しかし、そんな言葉もつかの間。
「記憶力、いや、脳がどうかしてるんだな、お前。脳神経外科行け。」
それは大げさだよ。やめてよ。
そーんな雑談をしている時。
アホな担任が入ってきた。
「全員着席ー。」
ガチャガチャ…
騒がしく全員が席に着く。
「今日は、転入生を紹介する。これからはこのクラスに入る奴だ。」
その瞬間、教室が静寂に包まれる。
ガラララッ
教室の扉が勢いよく開く。
その向こうにいたヤツは…
———————俺がよく知っている奴だった…
終了です。
今日あったはずの陸上競技記録会は、悪天候のため中止になりました。
延期ではないです、中止です。