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Re: 【オリキャラ募集】二次元に恋してしまった。【第6話更新。】 ( No.45 )
日時: 2013/07/11 19:39
名前: 檸檬 ◆iwOQ5dadXo (ID: 4M4hyAMx)

 早速今日の更新と行きましょう!(さっきまでいろんなとこにコメント残してた(宣伝はしてないぉ(TдT)

宣伝…した方が良かったでしょうか?w
 でもなんかいやらしいイメージつけられそうで怖いという。
では、やろっか。続き。

7話 第2章4話。









あまりにも驚いた。

思えば、あの時二次元の人間に話しかけられ、『すぱーくりんぐなんちゃら』の説明をされていたにも拘らず…

どうして正常でいられたのだ。うん。

おかしいと思う。あれだけ二次元にあこがれていたのだ。精神異常になるのが普通だ。

どうしてた。




—————今度聞いてみるか。










【美輪ちゃんが来てから2日目朝】



「おはよーございまーす♪」

「…」

「あれっ」

「…」

「おはよぉごぉざぁいぃまぁすぅ!!」

「…ん?…むにゃむにゃ…」

「全くもう!…こうなったら…」

ドゴッ!

「う゛ぎゅ゛っ゛!」

俺は飛び起きた。いや、飛び起きようとした。



…起きることができなかった。



さっきの一撃が効いたようだ…ものすごく…。

泡を吹いて死んじまうかと思った。

起き上がれぬまま、目をあけると、全てを悟った。

「あ、やっと起きたんですね!はぁ、良かった…」

目の前には美輪がいる。


……

……………




———————————え?







「え゛?!」

「ん?」

「何でいるの?!」

「え、だって…」


美輪曰く、

「さて、聖弥も寝ちゃったし、もうお開きかな?」

そう笑顔で信が言った。

どうやら俺の寝顔を見やがったらしい。

…いつか仕返ししてやる。うん。

「お開き…ですか?」

「うん。なんかダメなの?」

「いえ…私、帰るとこないので…」

「…へ?」

「それ、どういうことだ?」

拓は首をかしげる。

「あ、あの、私、帰る家がないん…」

「いや!それはわかった!けど、どういうこと?」

美和がツッコミを入れる。

「ちょっと旅行しようとしたら、ここに着いちゃいまして…」

「どこに行こうとしてたの?」

「三次元です…」

「え、ここ三次元だけど?ここじゃないの?」

「へ?」

美輪は、目を見開いて口をポカンと開けた。

「?」

「え…?ここ…三次元?」

「うんwどこだと思ってたの?」

「一次元…」

「ええぇぇぇぇえぇぇぇええ?!」

「だってみなさん単調じゃないですか…」

「ちゃんとした三次元ですよ?!単調で悪かったですねぇ?!」

「あ…すいません」

美輪は申し訳なさそうに頭を下げた。

「それで、旅行というより留学なんですが…泊まる場所がまだないんですよ…」

「あぁ、そういうことか!」

信はやっとわかったらしく、大きくうなずいた。

「なら、ここに泊まればいいよ。どれくらいの間いるの?」

笑顔で部屋を勧めやがった信。呪ってやる…

「えっと…それが分からないんです…。」

「向こうの責任者から指令が来たら帰るらしいです…」

「なるほどねぇ〜。じゃぁそれまでここにいれば良いよ」

そのときみんながニヤニヤしていたらしい。





「マジですか…。」

「マジなんです…。」

美輪は自分が悪いと思ったのか、少し俯いた。

「あ、大丈夫だよ?ちょっといきなり起きたらお前いたから驚いただけで…」

必死でフォローする。俺は『女の涙に弱い男子』の代表だ。

「ほんとですか?!じゃぁ、ここに…」

「あぁ!泊めるよ!だいたいどれくらい泊まるとか、分かんないの?」

「あ、3年以上は必ずいます!」

即答された。そしてまた衝撃に襲われた。

「はぁっ?!」

思わず声を荒げる。

「あ、ダメでしたか…?」

「あ、いや…」

「嫌ならいいんですよ…?また他のところを探します…。」

「大丈夫だよ…きっと…頼りないから何もできないけど…」

「なら、家事は私に任せてください!」

「…え?マジで?」

目つきの悪い俺の目が丸くなった。

なんせ、あの美奈ちゃんの妹が俺のために家事をしてくれるんだぞ?!

「マジです…」

「あ…ありがとう…」

「いえいえ、泊めてくださるせめてものお礼です!」

「あ、タメ口で良いからね?」

「そうですか…?」

「おう。」

なんて日だ!

「あ、ご飯作っときました!食べてみてください!」

タメ口で良いって言ったのに…まぁいいか。

「お、これは?」

「美輪お手製のオムライスです!」

オムライスにはケチャップでかわいいニコちゃんマークが描かれている。

「うまそうだな。」

それは俺の正直な声だった。

「そうですか?!ありがとうです!どうぞ食べてください!」






————————こうして俺の寂しい日々は大きく変わることになったのだ。







7話終了です!
 オリキャラはこのシリーズが終わるまで募集してます!
いつでも、何回でも応募ありですので(*´∀`*)

   それでは!明日楽しみにしててください!
更新遅くなってすいませんでした(TдT)