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Re: 【オリキャラ募集】二次元に恋してしまった。【第7話更新。】 ( No.55 )
日時: 2013/07/12 19:50
名前: 檸檬 ◆iwOQ5dadXo (ID: 4M4hyAMx)

 こんちは!今日も更新していきます♪
遅くなってすんませんでした。タイ━━━━||Φ|(|´|Д|`|)|Φ||━━━━ホ

 それでは、エンジョイしてってねー⊂⌒~⊃。Д。)⊃


8話 第2章5話。








「いってらっしゃーい!」

美輪に見送られ、俺は家を出た。

何なら今日休みたかった。

だがこれが現実。

「ウェェェェーイ。」

気の抜けた炭酸ドリンクみたいな声を出して家を後にした。

「…。」

そう、俺にはやらなければいけないことがあるのだ。

信に…ちゃんと仕返ししてやらねば。

「おっはよー♪」

…ん?

この声…誰だっけ…

「おぉい!どうしたの?」

真剣に考えながらも後ろを振り向く。

そこには、誰でも「幼女だ!」と言いそうな容姿の俺の二次元仲間の1人、




岡谷日平の姿があった。



「お、お前か…。」

「どーしたの?元気ないねぇ」

「まぁな。」

「何があったの?」

「いや…二次元からお客さんが来ました。」

「ふぇ?」

「…」

「それ…ホント…?」

「…おう…」

「…」

「…」

「うわっ!ホントなのか!じゃぁ今日そっち行くから!あ、遅刻しちゃうよぉ!じゃぁね!」

「え…ちょっ…」

その言葉を発した時には、もう日平の姿はなかった。

「あいつ足はぇぇな。まぁ、いいか。」

日平は、同級生だが、クラスが違う。昔からの二次元友達である。

そんなことを思いながら、ふと、時計を見てみると

「ぶはっ!もうこんな時間かよ!やべぇ!」

そして俺は走り出した。『学校行きたくない病』リハビリ中の足を引きずりながら。



キーンコーンカーンコーン

「全員席に着けー。」

「ふぁーい。」

クラス全員の気の抜けた声が聞こえる。

俺の席の位置は後ろの窓側だ。妄想する場所としては絶好の場所だ。

そうだ、この機会だ。『あれ』やってみよう。『あれ』。

俺は黙って頬杖をついて外の景色を眺める。

おお、これ良いアングルじゃね?

かっこいいやん。『空想少年』的な? 

気に入ったわw

そのままぼーっとし続けること50分。

俺は寝ていた。

キーンコーンカーンコーン

「じゃぁ、これで授業を終わる。」

「ありがとぉございやしたぁ〜。」

その声で、俺は目を覚ました。

「はっ!寝過した!」

まぁ、理科とはほとんどお休みタイムの事だから別にいいか。

それにしても、気づかれなかったのはすごい。

さすが後部座席だ。尊敬すべきだ。

「おっつかれー♪」

美和が笑顔で走ってくる。

あの笑顔には裏がありそうだ。俺が寝ていたのを知っているのか、知らないのか…

「おう…」

「あ、今日の朝、びっくりした?」

「いやいや、びっくりしたどころじゃないから。」

「話は聞いた?」

「話は聞かせてもらっ…」

ドゴッ

「ぐふぅ…。」

拓のケリは毎回俺の急所にヒットする。何とも鬼畜だ。

「調子こいてんじゃねぇぞ。」

そのセリフ…まるでヤクザです…それくらいにしといたほうがイメージ下がらないで済みますよ…

「ごめんなさい。」

「あ、話は聞いたのね。じゃぁそーゆー事で!」

「はぁ?!」

「え?まさか追い出したの?」

「いや、そんなことするわけねぇだろ…」

「信もお前を信じてるからって言ってたよ!良い友達作ったね!」

…調子乗りやがってアイツ…いつか仕返ししてやる…

「おーい!美和ー!昨日のやつ、見ないの〜?!」

「あ〜、いくいくぅ!」

友達に呼ばれ、美和は離れて行った。

「ふん。調子のんじゃねぇぞ。」

そう言ってた拓も離れて行った。



【帰り道】

「はぁ・・・まじで学校生活って疲れるよな…泣きたい。」

俺は俯いて深いため息を吐いた。

そうしてとぼとぼ歩くこと10分。家のドアの前まで来た。

美輪はどんな格好をして待ち受けているのか…

息を整える。

ドアノブに手をかけた。

…ガチャッ

ドアを恐る恐るあけるとそこには、

「おっかえりー!待ってたよぉ〜♪」

バタン。

俺は倒れた。どうやら気絶しやすい体質らしいな。

目を開けると、いきなり近くに日平の顔が見えた。

ふわふわの髪が顔にあたってうざったい。

相変わらずのこの服。こいつのセンス…どうなんだろ…。

「お、目、覚めましたか?」

「うん!今覚めたよ〜。」

「あれ、そのおでこ、どうした?」

日平の額には、かすかにあざが残っている。

「あぁ、これ?さっき玄関で転んじゃったの。」

「おいおい…。」

「えへへぇ///」

日平は照れくさそうに頭をかいた。

日平のドジっ子ぶりは昔と変わらない。

「あ、聖弥さんのお友達と聞いたので入れちゃいましたが、いい人だからOKですよね?」

美輪はどんだけフレンドリーなんだ。馴染みが早すぎる。

「ああ、まぁ…。」

「よかったぁ。」

美輪のホッとする姿は何とも言えない…萌える…。

俺は起き上がり、私服に着替えに行く。

「ちょっと着替えてくるわ。あんまり物触るなよ。」

「はぁ〜い。」

…そういえば、日平と美輪は初対面な筈だ。

どうして日平は驚かなかった?

…二次オタはすげぇな…






  後編へ続く。





キリがないので後編に続きます!

  あ、岡谷日平ちゃん出させていただきました!
寂一 手伸様、ありがとうございます!

   例のオリキャラ→>>36

それでは、明日は休日なので、たくさん更新させてもらいます!