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消費期限1年の恋-余命宣告少女- ( No.8 )
日時: 2013/07/13 18:11
名前: 乃愛 (ID: qyuIaVem)

『出会い』


「おーはよ!!彩音☆」

「麻優ちゃん!!」
「彩音、病気大丈夫なの??」

———麻優...佐藤麻優。

私は、1人の友達にしか病気の事を話していない。
その1人とは。

麻優の事だ。


麻優は、昔からの親友

小学生の時。私は軽いイジメに受けていたのをかばってくれた。

私の大切な大切な親友———


「うん!!!!もちろん☆!!」
Vサインをして元気さをアピールする。
でも、麻優にはお見通しだったみたいだ。

「.....彩音。周りに明るくふるまわなくてもいいんだよ??」
「な、、何言ってんの!!私、いつでも元気だよオオだ!!」


「...そっか!それにしてもうちらだけだよね
この中学校に来たの」

「え、そうだっけ!?」
「そうだよ!!!あ、クラス表」

「あ!!!一緒だあ!!」

「やったね☆」

『えーー!!クラスが分かった1年生は、
自分のクラスへ移動してください』

先生らしき人がマイクを持って話している

「いこっ!!」
麻優は、私の手をひっぱる。

「うん!!!」

楽しい中学校生活が始まりそうだ。

どうか神様。


———私の時間を止めないで———

「きゃーーー!!透馬くんっっ!!」

(透馬??)

「何あれ?野次馬??」
麻優が迷惑そうに女子の塊をみてる。

「もう..迷惑なんだ。辞めてくれ」

「きゃーーー!!つめたいい!!」


....あの女子の塊の隙間から見えた
男の子に私は目をおってしまった

ドキッッ.....


(何この....衝動??)
「麻優ちゃん...あの人なんかかっこいい」
「え」

「あああ、!!何言ってんの私!!/////」

「.......」

「麻優ちゃん??」

「あっ!!なんでもないよ!!早く教室はいろ」
「....?うん?ぁ...」

———その時私は気付いてしまった。

麻優の顔がとても寂しそうな顔をしていたことを。