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コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- 消費期限1年の恋-余命宣告少女-【目指せ入賞!投票お願い】 ( No.102 )
- 日時: 2013/07/30 12:51
- 名前: 乃愛 (ID: qyuIaVem)
『ライバル』
「ゴホゴホ..クッシュン..」
「あーあ..透馬、由莉ちゃんの風邪が移っちゃったね..」
「ゴホゴホ..うん」
「熱は?」
「38.2」
「お兄ちゃん、ごめんなさい」
「いや..ゴホッ平気だ」
「じゃ、私学校行ってくるから..大丈夫??」
「うん...行ってらっしゃい」
「おはよー」
「昨日のドラマさー」
信愛学園中等部という校門を通る。
(あー一人じゃつまらないなぁ....)
その時...
ザワッッ!
「何あの人〜めっちゃかっこいい」
「本当だ、芸能人かな..」
それは、それは...
茶色の髪で、目もパッチリ
色白で..筋肉質..本当に芸能人みたいな人..
「転入生かな!おなクラがいいなあ」
「あいつ、1年じゃね?」
「じゃあー無理じゃん!!」
———
「HRも終わったし、転校生を紹介するわね!どうぞ、入って」
ガラッッ
それは、さっきの男の子でした。
「私立光虹学園中等部から来ました。綾瀬 空です。よろしく」
「ちょーかっこいい!!」
「本当、紳士的...」
「っていうか、光虹学園!?」
「あそこ..超おぼっちゃま&お嬢様学校じゃん」
「入学できるのも...本当に難しいといわれるところ..」
ヒソヒソヒソ..
「皆!!静かに!!綾瀬君は、何も分からないから..
仲良くしてあげてね!!」
「はーい!!」
「じゃ、席は...岩田さんの隣で...」
「はーい!!空くん!!ここだよぉぉ!!」
「.....」
(やったわ、こんなかっこいい男子と隣になれるなんて..
まあ、親切にしてればコイツも、私のコトが好きになるはず..)
「じゃ、学級委員..って言っても今日は1人しかいないのね..
じゃあー安道 彩音さんっ!校舎の案内よろしくね」
「安道 彩音...?」
ザワザワザワ...
少し、曇っている空。
そこに、私の幼い記憶がよみがえる気がした。
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