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コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- 消費期限1年の恋-余命宣告少女- ( No.11 )
- 日時: 2013/07/08 21:58
- 名前: 乃愛 (ID: qyuIaVem)
キンコーンカンコーーン
濃い緑色の黒板に
白い色の字で「自己紹介」と上手な字で書いてあった。
順番に発表するらしい。
「言う事は、趣味と好きな教科と嫌いな教科と出身小学校とえーと
小学生の時の委員会と、伝えておきたいことね!!」
先生が大きな声で言う。
「じゃあ、最初哀川さん」
ガタッ....
「哀川 紗也香です。趣味はえーとピアノとダンスです。
好きな教科は、国語です。嫌いな教科は理科です。
出身校は、斉木小学校です。委員会は、保健委員会です。
伝えておきたいこと..?よろしくお願いします☆」
「次」
「秋山 弘樹です。趣味はサッカーです。
好きな教科は、数学です。嫌いな教科は、国語です。
出身校は、飯塚小学校です。委員会は、体育委員会です。
伝えておきたいことは..特にないです。」
「はーい次」
(わわわ、私の番だ...伝えたいことで、病気のコト言った方がいいのかなぁ....)
「あ...安道 彩音です。趣味は本を読むことです。
好きな教科は、社会と数学。嫌いな教科は、理科です。
出身校は、豊園小学校です。委員会は、図書委員会です。
伝えておきたいことは.......」
(彩音....)
麻優が心配そうにこちらを見ている
「あーえっと...特にないです!!」
ガタッ.....
「えーとじゃあ次」
「石川 奈緒です.....」
———心配かけたくない。
病気の事で。私は昔からそうだった。
中学校では、誰にも言わないほうがいいのかもしれない。
それか、担任に言ってもらおうか。
でも.....
私は
『誰にも心配かけないように
明るくふるまう』———
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