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消費期限1年の恋-余命宣告少女-【目指せ入賞!投票お願い】 ( No.125 )
日時: 2013/08/02 20:29
名前: 乃愛 (ID: qyuIaVem)



「ねえ、透馬!」
「んー?」

久しぶりの、恋人繋ぎ。
夕日が二人を照らす。

「あのさ...私は覚えてないんだけど...
その、空君と婚約?みたいなコトしたらしいんだよね...」

バタンッ
透馬は、カバンを落としてしまった

「あ...ごめん!!!」
あわてて、カバンを拾う。

「うん、大丈夫」

「それってマジ...?」

「え、あ、いや!私はっ覚えてないし..安心してよ!
け、結婚はその...透馬としたいし...」

“生きてたら”なんて言えない。

透馬は、沢山幸せを探してくれると言ってくれた。
最低でも、沢山の幸せを探せるまで...生きたい。



次の日

「あ...綾瀬」
「......」

「おい、彩音から聞いたけど、
昔、婚約したんだって??」

「.....」

「黙ってないでなんとか言えよ!!」

「おーい!!田崎ー数学遅れるぞー」
「あー今行く!!!」

チラッと、空を見た。
クスッと笑っていたように見えた。


———PM17時

「あれー?お兄ちゃん、どこ行くの??」
由莉が聞いてきた。

「えーとね...ちょっと外走りに行ってくるね」
「うん!!!気をつけてねー」



「ハア..ハア...」
1500m...これじゃ負けるな...
あいては...県1位だもんなー

すると、向こうからの影。
よく見ると空だった。

タッッ...
空と透馬がすれ違う。



すると、空が何か呟いた







「婚約なんて、してない」