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タタタッ!!
「やだ〜透馬君っ!!私も消すよ!!」

消しゴムをとった、香奈美達。
だが——...

バッ!!
「え....」
「なんで、手はらうのよ!!」

「まず、彩音ちゃんに謝れよ」
「!!」

「もういいわよ!!」

「あ....透馬君....あ..ありがとう!!」

「どういたしまして」
「.......」

（あああああああーもう心臓ＭＡＸ）

「ほら!!綺麗になった!!」
「わあ!!ありがとう!!」


そういえば、麻優はどうしたのだろう
「皆さん....」

先生と麻優は教室に入ってくる。

「席に座ってください」

ガタガタッ!!

「えーと..安道さんの事で..」

ザワ!!

「安道さんにはまだ..許可取ってないけどいいかしらね..
あの事...」

（あの事..あの事ってまさか病気のコトいうの!?
でも...あんなコトもうされたくない!!）

皆が彩音の方を見ている。
恥ずかしそうにコクンとうなずく。


「あ、いやだったら言うのよ。えーと...安道さんは
病気を持っています。」

いっきに静まりかえる

「この病気が治るのは..今から3年かかるそう
皆には、迷惑かけることもあるけど..彼女も頑張ってるの
だから、みんな分かってあげて?

分かってくれる人は拍手しましょ」


....パチパチパチ
クラスの皆が拍手をしてくれてる

皆?....ではない

一部を除いて。