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消費期限1年の恋-余命宣告少女-【3日で参照50!】 ( No.36 )
日時: 2013/07/13 13:27
名前: 乃愛 (ID: qyuIaVem)

「できたああ!!」

「おお、終わった」
「先生に出してくるね!!」

「あ、俺が行くよ」
「え、でも....」

「いいからいいから!!じゃあな」

振り向いて、笑顔でこっちを見る。

ドキ.....

「彩音ーーー彩音ーーー」

ビクッッ
「ま....麻優ちゃん!?」

「もう!!どこ行ってたの!!」
「あ...学級委員の仕事で...」

「もしかして、透馬と??」

「うん.....」

あの≪顔≫がよぎる...


——タッタッタ...
(やべえ...筆箱机の上に忘れちゃった...
あれ...?誰かいる???

彩音ちゃんと...佐藤さん...?)



「...彩音アイツのコト好きなの??」
「え..あ..う..うん」

ギュッ...
いきなり、麻優が抱きついた

「お願い...!!私を一人きりにしないで...!!」

「え.....」

「彩音があいつの彼女になったら、私っ一人きりになっちゃうよおお」

めったに泣かない、麻優が泣いてる

「ああ!!ごめん..こんなの卑怯だよね!!
....じゃ、さようなら」

麻優が後ろを振り返る


「だ、大丈夫だよ!!私、諦めるからッ!!透馬君のコト諦めるから..」
ポロッ
涙が出てきた

「うわああ....彩音..ごめんね....」

「......」

「あ、私...これからピアノなんだ..ありがとう彩音..」
「あ、うん!!頑張って..!!」

ガラッッ
扉をあける——と

「「え......」」

「と...透馬君....」