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消費期限1年の恋-余命宣告少女-【目指せ入賞!投票お願い】 ( No.57 )
日時: 2013/07/19 20:40
名前: 乃愛 (ID: qyuIaVem)



ごめんなさい!!教室に響いた。

もう、後戻りは出来ない。

「ごめんなさい!!」

          私は、キミに言った。

そのキミとは。













———透馬だった。


「!?」

「え....なんで??」
「ごめんなさい!!私、透馬と両想いになる前に..麻優と約束してたんです!その..もう恋をしないって約束...」

“麻優”初めて呼び捨てで呼んだ。
でも、そういうコトはどうでもいい..

自然と、涙が出てる。
気づけば、顔も髪もすべてがぐちゃぐちゃだった。

「私...一生ずっと居たいのは、麻優なんです」

5秒ぐらい、間が空いた。

「.....彩音!!もう、いいよ..あのね、透馬君
すごく、すごぉく素敵な人じゃん!!もったいないよ!!
こんな素敵な人と両想いになれたんだから..
だからだから、私を振って??」


「「!?」」
「あ...あぁ...あ...」

もう、コトバにならない..
もう、カミングアウト。
私は、その場に倒れてしまった。

「麻優...本当にごめんないさい..!!」

———静まったり、響いたり..変な教室。


「じゃ、じゃあ!お幸せに..」
ガラッ

麻優が教室を出た。

ガラガラピシャン!!
普通の強さで、ドアを閉める

「....行かなくていいのか??」
「え?」


そうだ...麻優は....
ガラッッ

ゆっくりとろうかを歩いている麻優が見える。

すぅっと空気を吸って...

「麻優!!!!ありがとう!!!」

麻優は、振り返りニコニコと笑う


———ありがとう、麻優。
本音は、本当は、透馬と一緒に居たい———

私は永遠に、アナタを愛します。

      たとえ、もう少しで命が亡くなっても。