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消費期限1年の恋-余命宣告少女-【目指せ入賞!投票お願い】 ( No.82 )
日時: 2013/07/23 21:54
名前: 乃愛 (ID: qyuIaVem)


「んー...」
「あー..由莉ちゃん起きた」

「由莉、熱測って」
透馬は、由莉の脇の下に体温計を入れる

「おかゆ食うか??」
「うん...少し食べたい...」

ピピピピ
「由莉、いくつ??」
「んー4歳」
「あ、違うよww」

透馬は、クスクス笑う

「あー38.1...」
「まだ、あるな..」

「透馬..お風呂入ってきていいよ..私由莉ちゃんの面倒みるからさ」
「え、ホントか??ありがと」





「はい、口あけて..」
「あ〜ん」
「どう??おいしい??」
「うん...おいしい」

「由莉ねぇ..めったにお熱出さないの..」
「そうなんだ!!」

「ママとパパが交通事故で死んじゃってから..熱出さなかったのに..」
「え!??由莉ちゃんのママ交通事故で死んじゃったの??」

これも、初耳。

「そうだよ...。お兄ちゃん..ママ達が死んじゃってから
必死に頑張ってくれた..なのに..なんでなんで由莉..お熱なんて
出しちゃったんだろ」

汗なのか、涙なのか。
由莉の顔は濡れていた。

「由莉..誰にも心配かけたくないよ...」

はっとした。
私と、由莉はとても似てた。

———心配かけたくない。

私は、由莉のコトがよくわかる。