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〜交差点での出会い〜


慌てて支度をし、階段を駆け下りた
鏡に映る自分の姿は酷いものだ
よく漫画で描かれている寝起きそのものを映していた


ふと、一緒に登校する２人のことが心配になった
もし自分のことを待っててくれたら・・・


そう思いスマホに手を伸ばした
すると１件メールの受信があった



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おはよー！ってかまだ涼香は起きてないかｗｗ
いつもこうゆう時は涼香いつも寝坊してるから
今回もそうかなって思ったから、実と先に学校行
ってるから安心してねー

入学式なんだから遅れんなよー

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メールの送り主は親友の一人奈美からである
実というのも親友の一人である


ホッとしたのもつかの間、時間は着々とタイムリミットの時間に
近づいている


「パンは食べたから！行ってきます！！」
朝ごはんもろくに食べずに家を飛び出した
こうゆう時、近い学校を選んでよかったと思う


無我夢中に走り交差点に来たとき、涼香は右から来る人に
気がつかなかった。それほどにまで焦っていた


　　　　　　　　バーーーーン！！


走った勢いが衝撃に追加され二人は真反対に飛ばされた
「痛っーーーーーーー。」
ほとんど声にはなっていなかった


「痛ってーー・・・・」
こえに気づき前を見るとぶつかった男が尻餅をついていた
尻餅をついた男は涼香に気づき立ち上がって近づいてきた


目の前に手が差し出された
涼香は手を取った
うちから当たったのに・・・優しいな


そう思ったのはすぐにかき消された


「次からは交差点とか曲がり角に気をつけろよ。この時間帯は　
　車通り少ないけど俺じゃなくて車だったら轢かれてたぞ。」


口元を少しだけあげて、からかう様に言い涼香の通う高校の
方に早足で歩いて行った