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Re: 君の隣 ( No.9 )
日時: 2013/07/15 21:49
名前: 音葉 (ID: myDpNyTl)

〜彼とうちの名前〜

「説明ってもあんまり無いんだけど、朝練は個人の自由で放課後練は
 全員参加。たまにバスケと練習日が被ったら男女混合の練習だから…。」

簡単な説明が約10分くらい続いた
すると、説明をしていたマネージャーらしき人に代わり部長が見学者の前に立った

「知ってる人は知ってると思うけど、女子バレー部部長の飯倉玲。
遊び半分で入るんだったらやめて。本気でバレーに取り組んでるから。それに結構ハードだから、休みはないと思って。それでも入りたいって人は仮入部届の紙に名前書いて持ってきて。説明以上!」

飯倉部長は一気に言い、練習を再開し始めた
見学者全員、一斉に黙った
そして数人はそそくさと何処か違う部活へ行った

「涼香、どうする?仮入部届の紙書いちゃう?」

涼香は正直迷い、、ついていけるか心配だった
けれど、親友2人のヤル気ある顔を見て嫌とも言えなかったし
バレーはやりたかった

仮入部届を3人そろって提出し、下校の時間まで教室で話をしていた

「で、さっきの続きだけど…。」
奈美は思いついたように話始めた

「部長の名前は
    【高木大輝】って言うんだって。」

高木大輝それが朝会ったあの男の名前
涼香は思わず

「普通の名前だね。」
当たり前のことを口に出し2人は呆れたように
そろってため息をついた

「りょーちゃん…いったいどんな名前を期待してたの…?」
「い、いや、そういう訳じゃないんだけど。」
焦って弁解していると完全下校のチャイムがなった

「帰ろうか!」
話を止めるために涼香は言い、涼香のあとを追うように
奈美と実も下駄箱へ向かった