コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

Re: 君の隣 ( No.12 )
日時: 2013/07/16 21:48
名前: 音葉 (ID: myDpNyTl)

本編に戻ります

涼香の眼差しに気づいた高木は少し目を見開き

「俺の顔に何かついてる?」
「いえ、ついてませんが。」

口角を少しだけあげ、からかったように笑い

「じゃ、俺のことす…」
「それはないのでご心配なく!」

涼香は顔を真っ赤にして慌てたように高木が言い終わる前にかぶせた
そして気づいたように、ずっと握っていた手を離した

「……。」
「……。」

涼香は空気に耐えれず

「か、帰ります!さようなら!」

そう言い残し走って帰った
むしろ、走って逃げたが正しいかもしれない

その走り去る姿を満足そうに笑いながら見続け

「本当面白いな…。谷口涼香…か」