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コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: 君の隣 コメ・アドバイスもらえると嬉しいです ( No.20 )
- 日時: 2013/09/03 22:47
- 名前: 音葉 (ID: myDpNyTl)
〜特訓開始〜
「た、高木部長ちょっとは優しくしてください!」
「無理だな、ほら!また力入れすぎ力むな!」
アンダーから教えてもらっていた涼香だが、全く優しさなどない
スパルタに近い特訓が行われていた。
「しっかり伸ばせ。谷口の場合は打とうとするんじゃなくて、当てるつ もりでやってみろ。腕を思いっきり動かしてるからどっかにボールが飛んでくんだよ。」
「はい…。」
最初に比べるとわずかに上達しているが、上手いか下手かと問うた場合誰しもが下手と答えるであろうレベルのままだった
涼香はひたすら高木の教えを聞きつつ、早くチャイムが鳴ってほしいと願っていた
キーンコーンカーンコーン♪
涼香の願いが届いたようにチャイムが鳴った
「しょうがない…チャイムが鳴ったからここまでな。」
「やった!」
「やった?なんか言った?」
「いえ…」
涼香はつい本音が出てしまいあわてて口を押えた
「明日も続き教えるから、同じ時間に来いよ。」
「わかりました…。」
あわてて制服に着替え、3人は教室に向かって走った
さっき鳴ったのは予鈴であり本鈴に間に合わないと遅刻扱いにされてしまい成績に影響があるからだ。
さすがに本気で走ったので涼香と朔也は本鈴に間に合った。
「おはよう!」
そう声をかけてくれた親友の2人の顔を見て涼香は心の中で
朝、体育館にいたのがこの二人だったらよかったのにな
呟き、小さくため息をついたのだった
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