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コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: 君の隣 ( No.24 )
- 日時: 2013/09/03 22:44
- 名前: 音葉 (ID: myDpNyTl)
目で言われた通り、次の日の特訓は優しさの欠片はが全くなかった。
今日も厳しいのではないかと重い足取りで体育館に向かうと明るい笑い声が聞こえてきた。
そっと扉を開けると、高木と朔也のほかに見慣れない一人、長身の男が2人と一緒に話をしている。
「おはようございます。」
控えめに挨拶をし、ボールを取りに向かおうとすると、長身の男が涼香に気づいたように近いづいていった。
「君が、運動音痴で大輝が手こずってる谷口涼香ちゃん?」
「え?はい?」
状況が理解出来ず、戸惑いながら返事を返した。
涼香が戸惑ってるのを気づき、高木も走ってきた。
「いきなりで驚いたよな?ごめん、こいつは俺と同じクラスの、村田充。ちなみに男バレだから。」
「よろしく。」
「こちらこそ、よろしくです。」
やっと状況が読み込めた涼香は言葉をしっかり返すことができた。
そんな会話をしていると、あっという間に時間は過ぎ結局練習はせず教室に向かうことになった。
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