コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: 君の隣 【オリキャラ募集中】 ( No.46 )
- 日時: 2014/03/09 21:40
- 名前: 音葉 (ID: CE4YyNoS)
「あと15分でお昼休憩が終わります。午後にシフトや仕事の入っている生徒は各クラスでの準備に入ってください。」
校舎に校内放送が響き渡った。
いつの間にかお昼休憩も終わりだということに涼香達は校内放送によって気づいた。周りの生徒もあわただしく各クラスの準備に取り掛かり始めていた。
「大輝、そろそろ俺たちも戻らないと怒られるよ。着替えとかいろいろ準備もあるし。」
「そうだな。じゃ、俺たちはそろそろクラスに戻るわ。」
「はい、わかりました。始まったころにお店行きますね。」
「おう、サービスしてやるよ。」
村田と高木は自分のクラスへと人ごみをかき分け走って行った。
「じゃあ、俺も午後からは男バレの奴と回ることになってるから。」
そう言い朔也も同じように涼香たちとは別れた。
女子3人となり、午後の部が始まるまで適当に歩き回っていようという奈美の提案に乗り、校内を歩き回っていた。
ふと、涼香は掲示板に目がいった。
掲示板にはさまざまなお店のポスターやチラシなどが所狭しと貼られていた。最も目を惹いたのは3Cのつまり高木や村田のクラスのものである。
『3C(午後の部) 執事喫茶〜癒しのひと時を〜』
そんなキャッチコピーと共に大きく、高木、村田、先輩(男子)の写真が貼ってあった。おまけに写真の下には『NO、1』や『NO、2』などついてあり、ポスターの下には小さく『これはあくまでクラス内投票の順位です』などと書かれている。
このときポスターを見た3人は同じことを思っていた。
ー執事喫茶じゃなくて、ホストじゃん……
「よくまあ、こんな企画学校側が許したね……。」
「文化祭ってことだからじゃねえか?」
「充君や高木先輩は上位なんだね……ある意味凄いかも。」
「ちょっと、行くの楽しみになったな。」
そんな話をしているとまた、校内放送が流れた。
「午後の部が始まります。」
「じゃあ、とりあえず一番目に行っておきますか。」
と言い先頭きって歩く奈美について3Cへと向かって行った。