コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: 君の隣 【参照600突破感謝!オリキャラ募集中】 ( No.60 )
- 日時: 2014/06/16 23:02
- 名前: 音葉 (ID: CE4YyNoS)
4時を告げるチャイムが鳴った。
「もう1時間経ったんだね!」
涼香は両手を上に伸ばしていると、伏見は筆記用具などを片付け始めていた。
「すみません。今日の塾の時間を早めていたので、そろそろいかなくてはいけないので抜けます。」
「塾か……大変だね。」
「そうでもないですよ、では朔也が起きたら言っといてください。」
「じゃあねー!」
腕時計で時間を確認しつつ伏見は、帰っていった。
「あと、もう少しはやっていこうと思うんだけど……。」
「教えてくれる人がいないね。」
涼香と実はほぼ交代伏見に質問をし教えてもらっていたので、教えてくれる人がいない2人とっては大問題であった。
「あれ?実ちゃん達、テスト勉してるの?」
聞き覚えのある声に実は少し俯き顔の火照りを隠していた。
「うん、充君たちもテスト勉してたの?」
もちろん机のすぐわきに立っていたのは、お馴染みの村田と高木の2人であった。
「そう。気分転換に少し本を読もうって話になって探しに来たんだよ。」
「そうなんだ。さっきまで学年トップの子に教えてもらって、ここまで出来たんだよ。」
実は自慢げにノートを見せた。
丁寧にかつ分かりやすくノートはまとまっていた。
「トップの子って男子だよね?……ふーん。」
村田は少し意地悪気に視線を実に送った。
「りょ、涼香ちゃんも一緒に教えてもらったもんね!?」
必死に弁解を試みる実。
そんな2人を唖然として見守っている。
「わかってるよ、少し意地悪したくなっただけだよ。」
「村田……お前そんなキャラだっけ?」
「俺たちもご一緒していい?もしかしたらわからないところ教えられるかもしんないし。」
「無視かよ!?」
「いいの?」
「大丈夫だよ。じゃ荷物とってくるから。大輝、席の確保よろしく。実ちゃん達の同級生が来て席無くなっちゃったとかオチはやめてよ?」
突っ込みも無視され、あげく雑に扱われ高木は少し落胆していた。
そんな高木を置き去りに村田は荷物を取りに来た道を戻って行った。
「ったっく……でこの2人は何してんだよ!」
「ほっといてあげてください、寝てるんです。」