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Re: 真実の妖精王国【mystery magic】 ( No.72 )
日時: 2014/03/08 20:11
名前: 夕衣 (ID: VI3Pf7.x)

07 泊まり込み!?

「今日の捜査はこれで終わりよ。もう暗いし……」

確かに。空を見上げると、夕陽が沈みかけていた。
まだ捜査したかったのに…もう帰らなきゃいけないんだよね。ショック…

「それじゃ、部屋に案内してもらいましょ?」

は?

「アリアちゃん…部屋って?」
「あなただって、捜査終わりたくないんでしょ?」

え?余計わかんないんですけど…

「だから。今晩は、お城に泊めてもらうのよ。許可もあるし」
「ウソ!やった!」

未陽も喜んでるみたい。ま、このままじゃスッキリしないもんね。

「あ、あの…お兄ちゃん、用事あるから来られないって…」

カティラちゃんが言った。

「ちょっと残念だけど、しょうがないね。わかった」
「ごめんね…」

大丈夫大丈夫!さ、行こー!

「すみません。私たちの部屋はどちらですか?」
「こちらにございます」

そう言って案内してくれたのは、容疑者のひとりサンドラさん。

「ありがとうございます。じゃ、今から部屋割りを言うわよ。よく聞いてね。えっと、1号室は…」

1号室はあたしと未陽、2号室は優斗と翔太君、3号室はアリアちゃんとカティラちゃんとなった。

「1号室、1号室…あった!」

ガチャ。

「わぁ!すごーい!」

部屋の中にはベッド、テーブル、椅子が置いてあった。

「ちょ、ちょっと未陽…」

あのねえ…

ガラッ。

「はしゃぎ過ぎよ。夕食になったら呼びに行くから、おとなしくしてて」

ピシャッ。

あたしが言いたいことを、アリアちゃんがバシッと言ってくれた。

「そうだよ、未陽。おとなしくしててよ」
「わかったよ…」

その後、あたしたちは30分くらいしゃべり続けた。





「ふたりとも、夕食の時間よー」
「はーい!」

やがて、大広間に着き、マーサさんがメインディッシュのハンバーグを持ってきた。おいしそー!

「どうぞ。このソースをかけて食べて下さいね」

彼女に言われたとおり、ハンバーグにソースをかけた。
そして、ハンバーグを切ると、中からチーズがトロリ。幸せ〜

「美味しい!」

柔らかくて…トロトロで…

「○×\##%*☆ッ!」

隣で変な声がした。優斗…
そういえば、猫舌だったね。気をつけてよ?