コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

Re: 真実の妖精王国【mystery magic】 ( No.85 )
日時: 2014/03/08 20:13
名前: 夕衣 (ID: VI3Pf7.x)

08 推理Time

コンコン…
あたしと未陽の部屋のドアがノックされる。

「はーい、誰?」
「僕と優斗だよ」

声の主は翔太君だった。

ガチャ。

「で?何しに来たの?」
「いや、事件の真相、知りたいと思わない?」
「「思う!」」
「だからね、4人で推理しようと思うんだ」

いいね、それ!なんか楽しそう!

「本題に入るよ。あのさ、事情聴取の時のことを思い出してみて」
「事情聴取…?あっ!」

未陽が何かを思い出したように声をあげた。

「どうしたの?」
「あたし…事情聴取のときからなーんか頭に引っかかってるの…何かな?」
「あ、そういえばオレも…」

あの時から…そういえばあたしも…

「それ、誰のとき?」
「……さん」

あたしもその人かも…

「ああ、あの人?じゃあ、それってもしかして…」

あたし、未陽、優斗に彼がささやく。

「…ってこと?」
「そ、そうだよ!だとしたら、犯人はその人なのか?」
「でもさ、その人には完璧なアリバイがあるよね?」

うんうん。その人に犯行は無理だと思うけど…

「だよね。アリバイを崩せなきゃ、僕たちの推理は通用しないよ…」