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コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: 真実の妖精王国【参照1000感謝&3章開始】 ( No.208 )
- 日時: 2014/03/06 21:32
- 名前: 夕衣 (ID: VI3Pf7.x)
04 行方不明
その頃、アリアの家。
「アリア!しっかりして!!」
「へ、平気よ……ゴホッ」
「平気じゃないじゃない!もうすぐ先生くるから!」
ぴんぽーん
「あ、先生だわ。おとなしくしててね!」
(今なら……行ける!)
彼女は、母がいなくなったそのスキに軽々と窓から出て行った。
「アリア!先生よ…っ!?」
「はて。お嬢さんはどちらへ?」
*
「ええっ!?」
アリサちゃんが、携帯電話(腕につけるタイプ。便利そ〜)を見てすっとんきょうな声を上げる。あの声の高いアリサちゃんだ。耳元で叫ばれたら耐えられない。
「どったの?」
「今、母さんからメールがあってね……」
「内容は?」
「アリアが、行方不明ですって…」
「えっ!?」
あのか弱いアリアちゃんだ。襲われてたりしたら大変なことになる。早く見つけてあげなきゃ……
「とにかく私は家に戻る。あなたたちは、この辺…特に森の中をお願いね!」
「わかった!」
森か…確かに好きそう。
あたしはアリサちゃんから念のためにと携帯電話を受け取り、優斗を引っ張って走り出した。
*
「この点滅してるの……アリアちゃんかな?」
あたしは画面上の地図を優斗に
見せた。
「そうだな…でも、何で発信器なんてつける必要があるんだ?」
「わかんない。I don't know.」
「お前な……」
ぴりりりり…
「あ、電話…」
ぴ。
「もしもし…うん、そっか、ありがとう」
やっぱ、そうだよね……
「何だ?」
「いないって。やっぱこの森の中にいると見て間違いなさそうね」
図りしれないこの森の中……どうやって、探すっていうの!?
♪後書き♪
お久しぶりです……すみません( ;´Д`)
これからも、応援よろしくお願いします!!!
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