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コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: 禁断果実〜兄弟恋愛〜2 ( No.16 )
- 日時: 2013/09/15 18:59
- 名前: ミム (ID: r1bonIQR)
4話
意味が分からない。
いや、意味はもちろんわかってる。
だけど理解するのが難しいの。
「お母さん、えっ…ちょ、何言ってるの?」
「あら聞こえなかったかしら?だからね「いや、もういい!」
私は思わず叫ぶように言ってしまうとお母さんは驚いて私の顔を見た。
「ごめんなさいっ…」
「いいのよ…私も突然でごめんなさいね」
「ううん。大丈夫だからもう今日はどこか行ってきていいよ。」
私は笑顔を作るとお母さんと背中を押した。
「さぁさぁ、行って来てよっ!私はホントに平気だから!」
「千歳、ありがとう。お母さん貴方が子供でよかったわ。」
お母さん…
「あっ、後亮、千歳の事よろしくね!」
「分かりました。任せてください。」
「亮はホント昔から面倒見が良いわね!それじゃあいってきまーす!」
お母さんはそのまま外に出ていくと私達は2人きりになった。
気まずい空気が漂っている。
「あのっ、知ってたんですか…」
「あぁ」
!
まさか知ってたなんて…
ならどうして教えてくれなかったの。
私はいきなり怒りに襲われると怒ってしまわないうちに部屋に戻ろうとした。
「じゃあ私はもう部屋に行くんで…」
———ドンッ
!?
いきなり床に倒されると腕を掴まれた。
「お前俺が男だってこと分かってんの?」
「っ…わ、わかってます…っ」
声が震える。
急にどうして…
「離してくださいっ…」
私は掴まれた腕を必死にもがこうとするが圧倒的な力で勝てない。
「やだ。だって今は俺とお前2人きりなんだから。」
「そ、それがどうかしたんですか…」
「つまり男と女が2人きりって事。」
ッ————!
私はこの時感じた。
この人は私を妹として見ていない事を…
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