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5話


私は少し茫然としてるとどこに向かえば良いのか迷った。

どうしよう…
自分の部屋に行けばいいの？
それともり、亮がいるリビング…？

ボーっとしてるといきなり耳元で囁かれた。


「おい、なにそこで突っ立ってんだよ。」

「えっ…！？」


いきなりな事で思わず動揺してしまう。
それと同時に私の頭の中にさっきのシーンが浮かんだ。
すると見る見る内に自分の顔が赤くなっていく事が分かった。


「お前、今変な事考えてただろう？」

「えっ、か、かかか考えてないよ！？」


しまった…！
これじゃバレバレだぁ…


「バーカ、バレバレなんだよ。」

「か、考えてないもんっ！」


私は思わず意地を張ってしまった。


「ふ〜ん、じゃあまたキスしちゃおっかなー？」

「えっ！？どうしてそうなるの！？」


あぁ駄目だぁ。
さっきから亮に踊らされてばかりだよ。


「ほら、行くぞ。」

「へ？」


いきなり手を握られると私はリビングに連れて行かれた。