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１話


———ジリリリリリリ！！


「んん…うるさいなぁ。」


私は目覚まし時計を手で探り見つけると止めた。

あっ、自己紹介遅れました。
私、橘千歳、15歳です。
好きな食べ物はうどん、嫌いな食べ物は———


「千歳ーーー！」


すみませんっ、今日はここら辺で失礼します！

私は１階から聞こえてきたお母さんの声を聞くと返事を返した。


「はぁーいっ。もうすぐ降りるから待って！」


はぁー、急がなきゃ！

急いでカーテンを開け朝の支度をるするとすぐ階段を駆け降りた。


「ごめんっ！遅くなって…！」

「いいわよ。今日はお母さん早く帰ってくるからから千歳は５時までに家に帰ってくるのよ。」

「やった！ってなんかあるの？」


私は疑問に思った。
いつも仕事で忙しいお母さんが普通５時に帰ってこれるわけが無い。
もし帰ってくるというならそれほど大事な用がある時だけだ。


「実はね…ってもうこんな時間！帰ってきたら話すから！」


そう言ってお母さんはあっという間に仕事に行ってしまった。

それにしても何だろう？
悪い知らせかな？
それとも良い知らせだったりして！

期待が膨らんでいくたび私の頭の中はその事でいっぱいになっていった。

あっ、そろそろ私も学校に行かなきゃ！

私は鞄を持って外に出ると深呼吸をした。

今日は晴れているのに涼しくて良い気持ちぃー

だけどまさかこんなことになるとは思わなかった…


１話　完