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私はその場から逃げだしたくなり「用事を思い出した」と言って家まで走って逃げた。


「っく…っ………っ」


知ってたよ…
瀬戸が私の事を女として見ていないことくらい。
だけどあんな言い方無いじゃない。
しかも友達にまで言って———

あれから私は恋はしていない。
と言うよりしないようにしているのかもしれない。

だって怖いんだもん。
またああして振られるのが…
しかも告白もしてなかったのに…

そして現在私はここに至る。

もう恋なんてするはず無いと思ってたのに…
まさか私にこんな未来が待っているなんて夢にまで思わなかった。


6話　完