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コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: 禁断果実〜兄弟恋愛〜2【8/12更新!】 ( No.35 )
- 日時: 2013/08/12 21:53
- 名前: ミム (ID: r1bonIQR)
7話
———ジリリリリリリリリ
いつものように鳴り響く目覚まし時計を私はいつものように止めた。
だけど今日は少し雰囲気が違う。
あれ?
あっ、そっか…
昨日私に兄妹が出来たんだ。
そして私は———
「あぁっーもうっ!」
思い出したくない衝動で思わず声をあげてしまう。
私は朝の用意をすると一回のリビングに降りた。
「はよ。」
「おはよう。」
亮は何事も無かったかのように私に接するとご飯を用意してくれていた。
「これ食べて良いの?」
「あぁ…うん。」
朝はテンションが低いのか静かだ。
今日は食パンに手作りのジャムかぁー
おいしそう!
私は食パンに手作り特性苺ジャムを丁寧に塗ると口の中に入れた。
う、うまっ!
思わず目を丸くするとそれを見ていた亮がクスッっと笑ったような気がした。
にしても昨日からなんだよなぁ。
兄妹になったのって…
私はとても不思議な感じがした。
だっていつも女子達に囲まれているあの人が居るんだよ?
それは私でも驚いちゃう。
と言っても名前は知らなかったんだけどね。
ところで私達が兄妹になった事は学校の人たちに言うのだろうか?
「亮、私達が兄妹になった事って友達とかに言っても良いの?」
「駄目だ。」
「えっ?どうして?」
亮は突然黙ると「先行くぞ」と言い家を出てしまった。
どうしたんだろう…
でも何で言っちゃいけないのかなぁ。
もしかして私と兄妹になった事を————
———バンッ
私はわざと壁に頭をぶつけると何も考えない事にした。
時計を見るともうギリギリだった。
まただぁー
急がなきゃ!
私は明日から急いで出るようにしようと思った。
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