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- Re: 禁断果実〜兄弟恋愛〜2【1話更新しました!】 ( No.9 )
- 日時: 2013/07/26 14:10
- 名前: ミム (ID: r1bonIQR)
2話
私は歩きながら腕時計に視線を預けてみるともう時間がぎりぎりに迫っていた。
そう言えば家の時計は壊れてたんだ!
はぁー、急がなきゃ!
そう思い私は太陽に照らされた道を駆け抜けていくと途中、人にぶつかってしまった。
「いててて…すみませんっ…!大丈夫ですか!?」
ふと、前を見てみるとそこには私と同じ高校の制服を着た先輩が居た。
そういえばこの人いつも女子に囲まれてる人だ。
ってそういう場合じゃない…!
もうすぐで時間もアレだしこの人も心配だし…どうしよう!?
「あのっ、本当にごめんなさいっ!何てお詫びをしたらいいのか…」
名前も知らない先輩は私の方を見ると何事もなかったかのように歩き始めた。
だけど一瞬私の名札を見ると目を見開いたような気がした。
気のせいだろうか…?
それよりとても綺麗な顔をした先輩だった。
だけどどうしてだろう。
なぜかとても懐かし感じがした。って…そんな場合じゃなかった!
私はマックスで学校に向かった。
学校になんとかぎりぎりで着くと友達の鈴が私の所に駆け寄ってきた。
「おはよう、千歳!」
「おはよう…!はぁはぁ———」
まだ呼吸が整っていない。
「どうしたの?そんなに汗かいてはぁはぁ言って。」
「実はね家に出たのもギリギリだったんだけど途中人にぶつかってさ…」
「ふ〜ん、それは大変だったねー」
「それでぶつかった人が多分私の高校の先輩でさ…どうしよう…なんかぶつかった時も何も話さず行っちゃったし…」
「そりゃやばいよ。で、その先輩って誰なの?」
「うーん…それが名前分からないの。でもいつも女子に囲まれてる。」
「それって———」
その時女子が何かを言いながら私達の教室に来るのが分かった。
その数は10人くらいでいかにも今時の女子って言う感じだ。
もしかして…コレって…
その予想はずばり当たった。
「橘千歳さんいますか〜?」