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コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: 【短編集】恋して、愛して、抱きしめて。 ( No.2 )
- 日時: 2013/08/28 20:42
- 名前: 八田 きいち。 ◆8HAMY6FOAU (ID: 6ux8t0L6)
なんでもない日常風景。
「明日学校テロリストに占拠せれればいーなー」
大嶋がそう呟いた。
俺はこう返した。
「いらんこと言ってないで勉強しろよ、学年最下位」
「え、ちょ!ふっしー、ひどい!二人の秘密だよって言ったじゃーん!!」
「ふっしー、言うな!」
『伏見だから、ふっしーだな!』
初めてあった時のあの屈辱を思い出した。
ぜってー、あのゆるキャラ意識してるだろ、してるんだよな、してる。
「最下位っていってもさー、569人の569位だよ?」
「なにが言いたいんだよ」
「別に1000位じゃないし、おれ、いいやー」
「……」
こいつは何かおかしい。
黙って数学のワークに目を落とす。
「
放課後の教室は少しだけもの悲しく、
少しだけ青春の匂いが________
」
「おい、学年569位の最下位の大嶋。いい加減にしろよ」
「やべえ、おれ、作家の才能あるかもっ」
「こいつ、しなないかな……」
「やだ、ふっしー!物騒だぞ★」
「わー、しねばいいのに」
さっきからいっこうに進まない数学のワーク。
さっきから止まらない大嶋のお喋り。俺の暴言。
もう、いいや。
全部投げ出して、見えた空。
赤く染まった夕焼けは、なんとなくキラキラして見えた。
『帰るか……』
『えっ?!ちょ、待って!やる!やります!』
『今日の夕飯なんだろなー』
『ふっしー、待って!帰りにうまい棒おごるから!』
『そういえば、カレーだったかなー』
『100円分!……いや、300円分!』
『のった』
取り敢えず、ほぼ実話。
最下位は嘘だけど。
きいち。のお友達とのついさっきの会話をもとに書いてます。
○キャラクター
大嶋(おおしま)
伏見(ふしみ)
男子高校生の日じょ((殴
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