PR
コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: 【短編集】愛しい貴方との恋模様。 ( No.20 )
- 日時: 2013/10/19 17:18
- 名前: 八田 きいち。 ◆8HAMY6FOAU (ID: Pa6wZ.rX)
放課後二人だけ。
「有希ちゃん」
「んー?どーした、紘く……」
と、あたしの言葉は続かなかった。
放課後。
誰もいない教室でクラスメイトの男の子、紘くんと一緒に日直の仕事をしていた時だった。
紘くんに急に呼びかけられて、日誌から顔を上げる。
紘くんに、キスされた。
唇にあたる柔らかくて心なしか甘い味のするそれは、
あたしの唇をついばむようにしてから離れていった。
「……ごめんね、有希ちゃん」
目の前の紘くんは申し訳なさげに、
だけど少しだけ頬を染めて言った。
「……ひ、紘くん。どうして……?」
人はびっくりした時ほど冷静になれるものなるかもしれない。
あたしはドキドキする鼓動を感じながらも、
紘くんの瞳を見つめた。
彼は嘘のつけない人間だ。
嘘をつくとすぐ目が泳ぐ。
この前、紘くんのお友達から聞いた。
「あ、の……その、えっーと……ノリ?」
「ノリでファーストキス奪われるとかあたしって可哀想だね」
「あぅ?!い、いやぁ!違くて!!あの……その」
ほら、目が泳いでる。
あたしは何故かおかしくなって、
ふふっと笑ってしまった。
それを見て、紘くんはキョトンとした顔をした。
可愛いなぁ……
そう思った瞬間。
あたしの体は動いていた。
「あの、有希ちゃ……っ」
「……好きです。紘くん」
触れるだけの軽いキス。
それから、彼だけに向ける特別な言葉。
紘くんは驚いたように目を見開いてから、
ぶわっと涙を流した。
▼とりあえず、思わずチューしちゃって告白しようと思う男の子だけど勇気がでなくて、そんなことしてるうちに女の子の方からの告白受けて嬉しくて泣いちゃう男の子のお話が書きたかったんです←
PR
