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コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: *涙恋華*(実話) 58話更新! ( No.130 )
- 日時: 2014/03/16 18:05
- 名前: 絵磨 ◆VRtMSlYWsU (ID: AEu.ecsA)
- 参照: 大好きって言いたいだけ
第五十九話『弱い私』
『依麻に言うことないの?
本当に言ってんの?
信じられないわ(笑)』
『あー、そういうことね。
意味違う風にとらえてた
ごめん、謝っておいて!』
『どうとらえたかは知らないけどさ、
依麻も泣きたくて泣いてる訳じゃないんだからね。
言っておいてって何を?』
『わかってる!
ごめんて伝えておいて』
『なんで私が?
ごめんって自分で伝えることじゃないの?(笑)』
『自分で伝えることだよ
自分で伝えることあるって言ったべ』
美紀ちゃんの口調が、だんだん荒くなってきてる気がする。
裏……というか本性の美紀ちゃんが、どんどん現れてくるのと同時に、
『あ?』
あゆは、更にキレてしまった。
『一言も聞いてねぇよ
なに勝手に謝った気になってんのよ
まず大体なんでお前そんな偉そうなのよ
立場理解してんのか?
言ったべとかお前とかさ、なんなん?
腹立つんだけど(笑)
反省する気ないしょ?
私のことうざいて思ってるんでしょ?
私関係ないもんね?
言われる筋合いないもんね?』
あゆのそんなスクリーンショットを見て、少しずつ焦りを覚える私。
このままでは、下手したら私のせいで修羅場に……。
『言ってない
あゆの言い方が腹立ったから
関係ないとか筋合いないとか言ってない
あゆは依麻が言えないことを、
言ってくれてるんでしょ?』
今の私が何も出来ないのは確か。
だけどもなんか、私が自分から美紀ちゃんに言えない人みたいな言い方をされているような……。
そりゃあ、美紀ちゃんからしたら
『依麻があゆにこれを言わせてる』
そう思うのも、無理はない。
誰でも普通にそう思っちゃうはずだ。
どっちにしろ、結局。
立場が元カノだろうが、なんだろうが。
周りが言う前に、早く自分の口から言わなかった私が悪いんだ。
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