コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: *涙恋華*(実話) 58話更新! ( No.131 )
- 日時: 2014/03/16 18:14
- 名前: 絵磨 ◆VRtMSlYWsU (ID: AEu.ecsA)
- 参照: 大好きって言いたいだけ
第六十話『それぞれの戦い』
私のこの想いのせいで、あゆと美紀ちゃんの対決は終わりを向けることもなく。
お互いに、ヒートアップする状態。
そしてもう一方で、由良と孝仁が戦っていた。
……え? なんで由良と孝仁?
そう思う人は、たくさんいるだろう。
由良とあゆも繋がりがある為、由良はどこからかあゆと美紀ちゃんの対決の話題を聞きつけ——。
『今から孝仁に電話してくるわ』
そんなLINEを最後に、音信不通。
止めましたが、時すでに遅し。
……きっと今頃、由良と孝仁も電話をして戦っているのだ。
あゆも、由良も。
私のためにこんなに色々してくれる友達がいて、本当に私は幸せ者だと思った。
それと同時に、何もできない自分が凄く情けなく思えて。
私は由良のLINEを閉じ、もう一度あゆと美紀ちゃんの対決を引き続き見ることにした。
『みっきが思ってるこという
今、孝仁はみっきの彼氏で
依麻が好きなのもわかる
悲しい思いしてるのわかるけどね
言いたいことあるなら
依麻から言ってほしい』
依麻の友達だから言ってるっていうけど
あゆが口出すのおかしい』
相変わらず、あゆと美紀ちゃんの戦いは終わりが見えないままで。
私はもう一度、スクリーンショットの内容に集中した。
『じゃあ聞くけどさ
依麻と美紀の立場逆だったら
美紀は依麻に言えますか?』
『みっきも人頼ってるときあるけど
こういうのあゆが言うのはおかしいって思う
みっきだったら口では言えないから
LINEかメールする』
『私が言うのもおかしいって理解したうえで言ってるから』
『多分あゆとみっき、話しても解決しない』
『そ。
でも依麻と美紀は違うから。
依麻は美紀みたいに自分の事ばっか考えてる人じゃないの。
同じにしないで』
あゆが私を思ってここまで言ってくれて、単純に私は嬉しかった。
だけども、
『てかなんなのまじで腹立った
依麻と同じにすんなや』
これが、美紀ちゃんに火をつけることになる。