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Re: *涙恋華*(実話) 61話更新! ( No.142 )
日時: 2014/04/13 01:19
名前: 絵磨 ◆VRtMSlYWsU (ID: 7XXeC3xS)
参照: 大好きって言いたいだけ

第六十五話『孝仁とのLINE』


だけど、泣いてる暇はない。
想いを募らせてる場合でもない。


『ありがとう
とりあえずまず最初に、
孝仁と美紀には悪いことした、ごめんなさい』

『いやいや、きにすんな(≧∇≦)』


気にしてるくせに。
そう思いながらも本題へ行こうとした時、


『そんなことより』


話 変 え ら れ た


『依麻は澄長を落ちつかせて^o^
俺は美紀を落ちつかせるから』

『元々あゆは落ち着いてると思うんだけど
落ち着いてないの?』

『依麻のほうからもっと言ったら落ちつくしょ^o^
ね?』


ここで気がついた。
私、下の名前で呼び捨てにされてる。


つまり、呼び方が付き合ってる時と戻っている。
もう別れてるし、前の時みたいに『水城さん』って言われるかと思った。


なのに、また『依麻』だなんて。


『だからたのんだよ(≧∇≦)』

『そっちも私に対して
何か言いたい事とかあるんでないの?』


また心が揺らぎそうになるけれど、堪えて返事を打つ。
話を流されてしまったので、とりあえず軌道修正しようと逆に聞いてみるが、


『俺はないよ
美紀は知らない、聞いてみる(≧∇≦)

とりあえず俺はないから安心せー』


すぐにこう返事が返ってきた。


『とりあえず孝仁が
私に気使ってんのはわかってるから(笑)
ごめんね』


孝仁が気を使ってくれるのは嬉しいけれど。
私は、気を使ってもらうのを望んでる訳じゃない。


『ばれてた(笑)』

『ばればれ。笑
そりゃ同じクラスだし
気は使うに決まってるよね(笑)
もうクラス替えだし安心しな。笑』


そう、クラス替えがあるから全部終わる。
本当はもうとっくに終わってるはず、なんだけどさ。


もう私は、何も望んでない。
望んでも叶う訳じゃないし、どうにもならない。


孝仁の気持ちも早く終わらせなきゃいけない立場で、終わらせてないから現時点でこうなってしまった訳で。


そう思いながらも返事を待つが、返事は返ってこないまま。
疑問に思いながらもグループの方を見れば、


『とりあえず電話で話は終わった! 長かったわー……ww』


あゆからそんな書き込みがされていた。
真枝や麻里や加耶が『お疲れ』と書き込んでいたので、私もお礼と共に『お疲れ』と送る。


……あゆと美紀ちゃんが仲直りしたから、孝仁からLINEが返ってこないのか。
まぁつまり、私はもう用無しになったと。


試しに四組のグループLINEを見ると、そこにもいない。
今頃きっと孝仁と美紀ちゃんは電話してるだろうな、なんて思いながらページを閉じようとすると——……。


『いい加減にしろよ女子ども』


文哉からそんな書き込みが。
それに続くように、


『文哉、もうその話終わったから』


尋子がそう書き込んでいた。


も う み ん な 知 っ て る ん か い


まぁ、由良も知るくらいだから四組にも広まるよね……。
こんだけ出来事が大きくなったら、そりゃあそうだわな。


そう勝手に自己解釈していると、


『依麻』


尋子から、LINEが来た。