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第五話『決められた選択肢』


色んな思い出が、頭の中に浮かぶ。


復縁できたことが、本当にすごい奇跡で幸せなことだったんだな、って。
私は間違いなく幸せだった。
だけどその間も、結局孝仁は色々悩んでて。
悩ませたのも困らせたのも、全部私であって。


なにがお互いの幸せを、だよ。
やっぱりまた孝仁を傷付けてただけじゃん。


成長するとか言いながらも、やっぱりまだまだ未熟で成長できてなかった。
それにやっと気づいた私。


そこで、二十分くらい押すのをためらってた送信ボタンを——……。
ようやく、押すことができた。





















































—送信完了しました—






































































この文字が出て、一気に力が抜ける。
……送ってしまった。
本当にこれで、よかったのだろうか。


いや、もうこれしか道はなかった訳で——。