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Re: ボッチの過酷な生活 ( No.5 )
日時: 2013/09/12 22:24
名前: らってら ◆B/atcffgKw (ID: y5kuB1W.)

「タメ口でいいよ、て言うか同級生だし。」
「え、あぁ、じゃ、じゃぁお言葉に甘えて・・・・」
ヤバイ、声が出ない…何だこれラブコメか?今俺はラブをコメってるのか?イヤ意味が分からんけど
…俺は考える。例え優しく親切に声を掛けてくれても…実際人間というのは同じ…お互い潰しあって生きている。
そんな奴らを俺は許せなかった。何だこれ俺に気があるのかー?とか思う奴は間違っている。異性から突然声掛けられたら
その子は俺に気が合う。これは一体誰の解釈でしょうか・・・客観的に見ればこれはリア充、だが俺視点から見れば
ただの一般人が話し掛けてきた様な物、まぁ、これは・・・
「あの…雄二君って、いつも一人で居るよね」
「グッ…」
痛いところを突いて来やがった…きっと内心は嘲笑ってんだろう、イヤ表情で分かる。
「ま、まぁ、と、友達が居ないから…」
く、噛み噛みだ!実際異性と会話なんてした事ねぇし、する必要性が無いからな、んで、一人で居ちゃ
悪いのでしょうかぁ?クソ頭の悪い低脳共が勝ち誇った顔して何処かに溜まって通りすがりとかを馬鹿にしたりする奴等よりは
マシだと思う。
「良かったら友達にならない?」
言うと想いました。こんな同情要らない、俺は知っている。実際友達になった所で話す機会なんて無いだろう?
『友達になろう!』
『うん!』
前日の宣言が嘘の様にそれ以来あまり喋らない。いや、それ以来って言うか、俺ら本当に友達になったんだよな?
って言うくらい話さない、そう、友達になろう?宣言はただの悲しいお方への同情で生まれ、あぁ、この人つまらないなぁ
と思ったら玩具と同じで完全に関わりが無くなってしまう。そう言う物なのだ。現実はそう言うもの
此処から友達になって凄い喋って最終的に恋人関係になり___って言うのは所詮架空でしかないのだ。
少女漫画の見過ぎで影響されたただの人間の妄想なのだ。少女漫画は例えであります。
まぁ、結論を言うとだな… “友達になった所で無意味” だが、この光景が見えていているのを覚悟しよう
「い、良いよ」
言い切った___絶対それ以降関わりが無くなってしまうであろう。
親が意地悪でサンタの正体を明かして、途轍もなくガッカリしてしまう少年のように…
「本当!?有難う!」
真衣は走って何処かに行ってしまった。
「ほら見ろ…」
思わず口に出してしまった。 友達になったならそれ以降は継続して何処かに遊ぶはずだろう
やはり、嘘なんだ… 俺は手が震えていた…この光景は前にも見たことがある光景だ・・・
まぁ、フラれた訳じゃないので其処までガッカリする様な事じゃない…うん。別に告ってすら居ないからな

5時限目終了休み時間

休み時間も俺は嫌いだ、休み時間なんて要らないから帰りたいですね、
「雄二君」
「ん・・・?」
吉野さんがきたよ・・・これも一時な者で五日程度したらこの関係も終わる…。
「あと一時間で学校終わるよ!」
「一生じゃないけどな…」
吉野さんは笑った。
「吉野ォー?ちょっと来い」
女でいつも群れで行動していて不良気取ってる奴等3年の憧れすぎなんだよクソが…
「どうしたの?」
俺は吉野さんに質問した。 すると、吉野さんは手が震えていた。
「何か…存在が鬱陶しいって言われて……一回殴られて…それ以降抵抗できないままなんだ…ゴメンね…行かないと」
手が震えながら吉野さんは行ってしまった。
理不尽すぎる・・・・存在感が鬱陶しいだけで暴力を喰らう破目になるなんて、どんな世界なんだ…
何故誰も止めない…何故先生は動かない!?、どんな奴なんだよ・・・
そう、周囲は黙然として居た。
俺は席を立った。
「ちょっと____」
「あ??????」
「ちょっとトイレ行こうかなぁ・・・」
ちょっと辞めようよ…なんてカッコイイこと言おうとしたのに!!今最高なシチュエーションだったのに!
それにしても怖いな、何て奴だ、絶対俺みたいな雑魚が口を出したらいけないパターンだわこれ
「ちょっと辞めようよ」
お?やっと声を掛けたか
「は???誰お前」
椙山  拓海君です。 全くモテる男のやる事は違うな
「吉野さん、困ってるじゃない毎回毎回辞めようよこんな事」
「てめぇには関係ねぇだろ?元はと言えば吉野が悪いんだし」
「いや・・・でも・・・」
イヤイヤイヤイヤ!!拓海君、其処は反論してよ…反論できる所イッパイあったよ?
「一寸辞めなさい!」
先生が来た。何してたんだよ本当に、俺は関わりないからこんな光景見たこと無いんだよね同じクラスなのに
「何?」
「吉野が何かしましたか?」
「は?、何でお前に言わないといけないの?」
「私の大事な生徒ですから」
出た…大事な生徒…何もしてやれてないのに「大事な」ですか・・・
「関係ないから、お前には一々声かけないでくれる?ウザッたいんだけど?」
「オイ!!」
男の先生がかかってきて何処かに連れて行かれた。どうせ話し合いだろう、これで解決してくれるといいんだけどね

六時限目終了放課後
「吉野さん大丈夫」
「…」
話し合いで終わったのに…まだ震えて居る…