コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: 裏切り体質 ( No.69 )
- 日時: 2013/09/14 23:53
- 名前: 氷麗 (ID: SHKDBAc0)
>>5>>6>>7>>8
ドアを開けると立っていたのは案の定私の母・珊伊だった。
私がこの家で1番嫌いな人。
我がままで腰が痛いという理由で家事は押し付けるしそのくせ中途半端に家事を適当にやって手間を増やすはなんでもイチャモンを付ける。
そしてどうでもいいことばかりを気にして大事な所は見えていない。
私に何度も同じ話をした挙句は泣きだしたりする。
論理的じゃない。
ほんと子どもか!という感じである。
子どもと母親の立場が逆転している。
そのくせ過保護で放課後学校に残るのはダメだし小学校の頃も外で友達と遊ばせてくれなかった。
いつも学校終わると家に閉じこめられ窓の外から小学生が遊ぶ姿を見てばかりいた。
兄貴も母親に賛成でやたら仕事を増やすは成績落ちても受験になっても家事は変わらなかった。
だが私はそれに負けず見事に二男と三男と同じ進学校へと進んだ。
だが入学してからは放課後の来れないので勉強やらなんやらそう言ったことはしたことがないし夏休みは家に引きこもっている。
おかげで2学期の初日などは運動不足で筋肉痛を起こす。
他にも嫌な点を挙げればたくさんある。
父親は44歳で母は54歳と10歳も年の差があるのにとても幼くまるで母と父の年が入れ替わったような感じだ。
「お帰り。」
お母さんの属している宗教の様な団体は凄く大きく由緒正しいものらしく本部が台湾にあるそうだ。
大震災の時も何億円も募金したり死体を拾いに行ったりするらしい。
時折ニュースにも出るほどの由緒正しい仏教だ。
ちなみにいうと母親は台湾人である。
16の頃から仏教を習い今でも続けている。
台湾人とのハーフと言う事が友達ができない理由の1つでもあった。
ハーフで少しでも可愛い顔になれば文句はないがそれで変な顔なのだから私は自分の顔が嫌いだ。
母はそれは父親の家系の遺伝だと言うがどっちでもいい。
ともかく私は家族も自分の顔も甘い性格も大っ嫌いだった。