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兄が帰ってくるとそのいやがらせもどきに拍手がかかる。

だから兄貴も大っ嫌いだ。

誰も母親に同意してばかりで仕方ないと私を切り捨てているから。

上は大学生なので夜中に騒ぐ。

おかげで毎日寝不足だ。

部屋は少なく私はリビングと襖で仕切られているはずのとなりの部屋で寝ている。

襖は私がもの心つく前に長男が蹴破り全てなくなっていた。

2つの敷布団に父、母、私と寝ている。

リビングがすぐ隣なのだからとんだ迷惑だ。

成績も運動も普通と言ったが実際はどれも下の下である。

これもよく分からないけど多分私は幼稚園の頃から塾に通わされていた。

いつもテスト満点とっても母親はあまり気にも留めなかった。

小学生が満点をとるのは当然だと言っていた。

きっとそのせいでいい成績を修めることに価値を見出せなくなったのだろうか。

だから私はなにも頑張らない。