コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

Re: 氷 ( No.311 )
日時: 2013/09/27 21:56
名前: 氷麗 (ID: hAtlip/J)

とりあえずそれから空中自転車というものを乗ることになった。

1人乗りと2人乗りがありちょうど2で割れるから遥と一緒に乗った。

「僕こう言うの初めてなんだよね!楽しみ!!」

「わ、私もだよ…」

なぜか不思議に体がカタカタ震えてる。

ガタンッと音をたてて動き始めた。

「ひっ…」

目を閉じる。

とりあえずペダルを漕ぐ。

叫ばないだけでもよく出来たと今なら言える。

坂がある時はつい足を震えて中々漕げない。

「九条さん、頑張って!足、足!!」

その声がなければきっと私は足をとめたままだっただろう。

やっと終えた時には疲れ来ていた。

「ハァハァ…」

「大丈夫?九条さん。」

「だ、大丈夫…」

「僕、水買ってくる!」

珍しく動いたらかなり疲れた。

怪我は大したことじゃない。

もともと体が弱いことが響いているのだろう。

ピトッ

「ひっ!!」

「な、なにすんの!?」

「いやぁ隙だらけだったから!」

カノだった。どうやらあれから合流して戻って来たらしい。

「ビリビリ、体の方は大丈夫なのか?」

「なぁに。お前が心配するほどのものじゃない。」

貰った水をごくごく飲み干す。

「ぷはぁ〜!!やっぱり美味しい。
ここ最近納豆サイダーばっかり出るんだよ。」

「自販機?」

「ああ。あの自販機、私の万札を飲み込んだんだよ。
ジュースをとりつけるバネが緩んでいるからジュースをちょっと失敬してるのよ。
今度おごるよ。それより次なに乗る?」

「できれば絶叫系は来世までのらない。激しくない奴に乗ろうぜ!」