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Re: 【第5話更新!】依頼屋ストロギア【6話から幽霊屋敷編デス】 ( No.14 )
日時: 2013/11/05 20:29
名前: 空銃 ◆QJMxOkeYCQ (ID: NHSXMCvT)

第6話

私、凛は、幽霊屋敷の前に着いた。
そこにはもう桜がいた。
そして、誠、仁の順番に、二人も到着した。

「みんな、そろそろ行きましょうか。怖いかもしれないけど、依頼なんだから、頑張りましょう」

桜の一言に、皆は頷く。
幽霊屋敷の探索依頼というのは、具体的に地下1階から3階までを探索して、何か異常が無いかを探す依頼。

私達は、早速幽霊屋敷に足を踏み入れた。
中は不穏な空気に包まれている。とても寒気がする。
早めに依頼を終わらせなければ。

「あのさぁ、二人一組で探索する? それとも、みんな一緒かな?」

仁の疑問に、誠は当たり前だ、という顔で答える。

「絶対みんな一緒に決まってるじゃないか。何かあったら困るだろ?」

「それもそうだね。じゃあ、地下から探索しようか」

誠が怖いだけじゃ、とも思ったが、皆で行動した方が安全性が高いのも事実。仁の言った通り、私達は地下1階を探索する事にした。

地下には2つの部屋があった。
まず、手前の部屋に入る。
中には机と、一通の手紙があった。

「中を見てみましょう」

桜が手紙を取り、読む。
手紙の中にはこう書いてあった。


親愛なるお客様へ。

よくぞこの屋敷に来てくださいました。
突然ですが、この屋敷にはお札が4枚、置いてあります。
それを貴方には見つけていただきたい。
4枚集めたら、3階の一番奥の部屋に、並べてください。
必ずや、恩は返します。


「な、何だこの手紙? 誰がお札なんか……。依頼は幽霊屋敷の探索だろ? お札なんか、集める必要無いって……」

誠の言葉に、私は首を振る。

「この手紙だって、一つの依頼なんだよ。この人の依頼も、一緒に達成してあげよ!」

桜と仁も頷く。

「そうだな。よし、お札、探すか!」

私達は、4枚のお札を探す事にした。