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コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: 【ストロギアラジオ更新!】依頼屋ストロギア【質問など大募集】 ( No.29 )
- 日時: 2013/11/17 16:07
- 名前: 空銃 ◆QJMxOkeYCQ (ID: ncyYlurw)
第10話
「お前、セア・キングダムの一人か? 確か」
いつもの優しい蓮とは違う。
といっても、蓮と会ったのは今日が初めてであった。
蓮達とは、前からの仲間の様な気がするのはどうしてだろう。
そして、セア・キングダムって何だ? 良くは分からないが連の顔が恐ろしいという事は、それなりに厄介なチームなんだろう。
「セア・キングダムやて!?」
「セア・キングダムは、架空の組織じゃなかったの?」
楓と玲華が驚く。
そこまで有名な組織なのか。初耳だ。
まぁ、俺が知らないのは当たり前だろう。
「蓮、セア・キングダムって何なんだ?」
「そうか、慎は知らないのか……。セア・キングダム。組織名ともなっている、セアという男が作った組織だ。セアも、この組織も架空とされていたが、実在したんだ。まぁ、それを知ってるのは俺を含め数名なんだけどな」
「成程。セアっていうのはどんな奴なんだ?」
「王の中の王。伝説の能力者。神の創りし最高傑作……といった二つ名が付けられている。その二つ名の通り、セアはとんでもない奴だ。多分、俺達全員が束になってかかっても勝てない……」
俺は唖然とした。
さっきの戦いを見て、3人ともめちゃくちゃ凄かった。
多分他の奴らも凄いんだろう。
なのに、蓮達が束になってもかなわない奴なんて……
「でも、いずれは俺達が必ず倒す。倒さなければならない」
「セア様に勝つ? そんなの、可能性は0だァ。 そんな寝言言ってる前に、俺がぶっ殺してやるよ」
「俺がぶっ殺す? その言葉、そっくりそのまま返す」
俺は、蓮が必ず勝ってくれると信じて、連に全てを託した。
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