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Re: 依頼屋ストロギア ( No.6 )
日時: 2013/10/21 18:27
名前: 空銃 (ID: NHSXMCvT)

第2話

少し待つと、桜の昼食が出来上がった。
グラタンだ。プロみたいな出来栄えである。凄ェ……。
俺はさっきも言ったとおり腹の限界なので今すぐにでも食べたかったが、一人だけそんな事は出来ない。
とりあえず、自己紹介が終わってから、昼食という事になった。

「じゃあ、まずは君から自己紹介してよ」

と言ったのは大福くんだ。大福くんというのは、勿論さっきの大福を4つもたいらげた少年の事だ。

俺はとりあえず、席を立って、皆に自己紹介をした。

「神凪 慎。17才です。好きな事は歌、かな。聴くのも歌うのも好きです」

そう。神凪慎が俺の名前である。
自分で言うのもなんだが割とかっこいいと思う。

「じゃあ、次アタシね! 私は水樹 凛。慎君と同じ、17才! 好きな事は走る事かな? よろしくね!」

と言ったのは自己紹介を提案した女の子だ。
やはり同い年だった。ショートヘアが似合う美少女だ。

「んじゃあ、次は僕かな。僕は大神 仁。僕も17才だよ。好きな事は食べる事。よろしくね」

大福くんだ。やっぱり食べる事が好きなのか。
しかし、どこから見てもやせ型の美少年だ。食べた物はどこにいくんだろう。

「次、私ね。私は白石 玲華! 私も17才よ。好きな事は、ピアノと、妄想かしら」

この子はまだ一回も喋ってないな。お嬢様みたいな巻き髪ロングの美少女だ。妄想が好きって、大丈夫か?

「俺か。俺は空野 誠。皆と同じく17才。好きな事は、読書、かな。」

メガネだ。コイツ、読書が好きとか、えらく真面目だな。
クールでかっこいいけど。

「次、ウチやな! ウチは鈴鳴 楓。 これまた17才やで。好きな事は、漫才やなー」

THE・関西少女!って感じか。
漫才が好きなのか、見るのがか、するのかが分からないけど。

「次は私ね。私は一条 桜。19才よ。好きな事は料理、かしら。よろしくね」

俺より2才年上だったのか。どうりで大人っぽいと思った。料理はプロ並だし、好きなのも分かるな。

「最後は俺だね。俺は赤城 蓮! 桜と同じ、19才だよ。この依頼屋ストロギアのリーダーです。好きな事はドライブかな。よろしく!」

さっきの一番年上っぽかった人だ。
やっぱり年上か。19で免許持ちか。
かっこいいな。

これで、8人全員の自己紹介が終わった。
これからこの7人と依頼を引き受けていくのか。
あれ、そういえば依頼ってどんなのを頼まれるんだろう……。

「あの、蓮さん。依頼ってどんなのを頼まれるんですか?」

「あ、堅苦しいから敬語使うなよな。今日からもうずっとここで暮らす、いわば家族なんだから。あ、あと依頼ね。例えば……」

依頼内容を聞いた時、俺は、本当にこんな所で働いていいのか、とも思った。