コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

Re: 依頼屋ストロギア ( No.7 )
日時: 2013/11/03 22:11
名前: 空銃 (ID: NHSXMCvT)

第3話

「依頼は……と、今届いてるのだと、幽霊屋敷の探索と、水龍の撃退くらいかな」

はい?何幽霊屋敷って。水龍とか、聞いた事すらない……。
マジで頭大丈夫か。ここ、日本だよなぁ……?

「あのー、水龍とかって何なんですか? あ、何なの?」

「慎、水龍も知らないの? あ、そっか。新入りだったなぁ。まだこのストロギアの説明もしてなかった」

「うん、もっと詳しく教えてよ」

「あぁ、OK」

「慎がここに来る時、一瞬気を失った感じになっただろ? そして目を見開くとここについてた……。ここまでいい?」

確かにそうだ。目の前が真っ暗になって、気が付くとここについてた。

「その間に、慎は、時空移動をしているんだ」

「とらんすげーと?」

「うん。普通に毎日生活している世界から、この依頼屋ストロギアがある世界にワープした、って所かな」

「いやいや、何言ってんの?じゃあここは、鳳凰町じゃ無いって事……?」

「うん、だから、水龍とかがいるって訳」

「嘘。マジで? じゃあ何で、このストロギアのメンバーは普通の世界の人じゃないの?」

「いや、俺らも普通の世界で生まれた普通の人間だよ。俺等は、これを使って、世界を行き来してるんだ」

すると蓮は、腕に付いている時計みたいなものを見せた。

「ここのボタンを押すと、世界を移動出来る。あ、慎にもあげないとね」

俺は、その時計を受け取った。後で試してみるか。

「まだたくさん質問があるけど……。何でこの時計持ってるの?」

「いやー、それは分からないんだよ。俺がこの依頼屋ストロギアに加入した時には、前のリーダー達が持ってたから。初代のリーダーが誰かは分からない」

「ふうん……。後、ちょっと関係ない質問だけどさ、何で蓮、だけじゃなくて他のみんなもストロギアに加入したの?」

「みんな事情があるんだよ。慎も、誠に誘われたって事は、何か事情があるんだろ? 誠は、事情がある人と普通の人を見分けられるんだよ。そしてぞの事情を言いたくない奴もいるかもしれないじゃん。だから、それは余りみんなに聞かないほうがいいぞ」

「うん、分かった。」

ここで大体この世界と普通の世界の大まかな説明は聞いたか……。
あ、でもまだ質問する事があった。

「まだ信じられないけど……。まぁいいや。でも俺等の力でどうやってその水龍ってのを撃退するの?」

「そこで、この世界の、普通の世界とは違った特徴がある。」

何だ?この世界の特徴って……

「それは、能力だ」

「能力? 能力って、アニメとかで使うビームとか?」

「まぁ、そんな感じかな。メンバーそれぞれ能力は違ってるけど、どれもまぁ役立つものになってるよ。それを使って、水龍や他の獣とかとも戦うんだ」

「益々凄い事になってるなぁ……。で、俺の能力は何なの?」

「それは、あそこにある能力測定器で分かるよ。詳しい事は誠に聞いて」

「分かった」

俺は、つまらない日常に訪れたワクワクと、恐ろしい獣と闘うドキドキで、ストロギアのメンバーになってよかったと思った。