「ケイ…?」「いいから。こっちはアリスのせいで予定狂いっぱなしだよ。今更間に合わないからお茶でもしてけば?ろくなもの…ないけど…」顔をそむけるケイとは対照的にアリスの表情がパッと明るくなった。「…うん!」慌ててケイの背中を追うアリスの姿は傍から見ても楽しそうだった。「急に態度が変わったね、アリス。」「だって嬉しいもの。」2人引きこまれるように家の中に入って行った。