コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

5 ( No.18 )
日時: 2013/11/05 20:19
名前: 宮柳 ◆4xAbSiUJOg (ID: qNIh9ax1)



 流石に土日を挟むので無いだろうと、捨てられているだろうと思っていた。しかしあった。相変わらずルーズリーフの切れ端が。
 掃除当番もそうだが、ここの監督の先生も何をしているんだ。有難う。

『お互い本名は教えないでいようよ。俺はーそうだな、少年Sで。君はどうする?』

 少年Sて。何か少女でそんな様な曲あった気が。
 にしてもこの人は秘密主義なのか? 学年も名前も明かさない。分かったのは性別のみ。何だかネットみたいだ。

『じゃあ私は少女Tで。よろしくね、少年Sくん』

 私は名前の頭文字から取ったけど、少年SくんのSはどっちなのだろう。名字だったら鈴木くんとか。名前だったら将吾くんとか。
 いや、まだ男だって決まった訳ではないのか。……謎だ。
 そんな事を頭の中でぐるぐる考えながら眠りに就いた。

「井ノ田起きなさい」