■第六章 魔女の陰謀と本音■ わたくしは銀色の髪を持ったあの子が嫌い。 なぜなら力がありもしない癖に、努力でどうにかなると信じているから。 夢だけじゃ現実は変わらないのに。 努力は報われるなんて言う奴は昔から大嫌い。眼の端にいるだけでも目障り。 ——だったらいっそ、潰してしまおうか。