■第九章 最後の決断と誓い 幕間 どちらも手放せない大切なものが二つあった。 それは愛と夢。 けれどどちらか一つしか選べないと知ったとき、あなたはどちらを手にするだろうか。 私は酷く焦っていた。けれど悩んでいる暇などない。 どちらか選ばなければ、その二つは一瞬にして儚く消えてしまうのだから。 決断はすぐ目の前に迫ってきていた。