コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: 記憶を詠う魔女 ( No.36 )
- 日時: 2013/11/17 18:03
- 名前: 環奈 ◆8DJG7S.Zq. (ID: qdhAso1A)
toムリンカ
「でぇ、ここのチームは どうしようかなぁ?」
ラナがにっこり笑う
青チームは 輪になって集まる
今だ 先生からも 何も連絡はこない そろそろ まわりも怖くなってきた頃だろうか。
運動場から帰ってきた男子どもや 廊下でしゃべっていた女子が、教室に入ってくる
「そうだなあ・・・」
あたしは ハッキリそういうのなんでもいいと思ってるので みんなに意見を尊重する
「ハネ」
ボソっと、カコセが言った
「ハネ?」
ティアレが聞き返す
「あ、え…っと何でもない!こんなのはどう? ジュエルとか…それとうちのいとこは 人間界に居て、ゆず って名前なの。ゆずは、英語でシトロンって言うんだって」
と カコセが取り繕う
「結晶とか?」
ティアレも案を出す
「はあ、ジュエルと結晶・・・シトロンは入らないんだけど ジュエルと結晶だと クリスタルでいいかな…って感じだね」
あたしが 何も案を出さないのが気まずくなっていう
「クリスタルか…悪くはないけど」
「ローズとか?」
ラナも意見を出す
「それ!いいね!」
ティアレが笑う
「やっぱりジュエルっていいんじゃない?」
カコセが思い切ったように言う
「まあ、このチーム的には・・」
ティアレも頷く
「じゃあ jewelroseでどうかな?」
あたしが 最期にまとめて ジュエルローズに絞って終わった
——
「わたくしたちは、ルビースマイリーになりましたわ」
ちょっとユキが不満そうな顔をしていたが あちらの意見は一致なようだ
「こっちは ジュエルローズよ」
ラナが言うと、ちょっとコトノが不満そうな顔をした
その顔からは こっちより豪華だ
と、高貴な不満を覚えている様子だった
「じゃあ ルビースマイリーと ジュエルローズに別れたけど…ユキどうすんの?」
あたしは ユキに任せる
「わたしたちはこれから敵 戦うのよ 今日から起きる怪奇事件を解決するの!!」
「えええ?」
みんな訳が分からないと言った顔だけど ユキ独り 喜び顔
教室には もうクラス全員が顔を出している と
ピーンポーンパンポーン
「唄星ホシクズ小学校の児童のみなさん 今日は 下校になります 今すぐ帰りの支度をして 先生のいない教室も 各自でさよならしましょう」
という放送が流れる
「下校…?」
みんな顔をしかめる
「ねえ、ユキ」
クラスの一人の女子がこちらに小走りでやってきて言った
「先生たち 居ないわ さっき 見に行ってみて って言われたから廊下にでて 探してみたんだけど・・・」
「よっしゃ!!今からがわたしたちの力の見せ所じゃない」
ユキは喜ぶけど ほかに喜ぶ子はいないと思うよ
RUBYSMILEY VS JEWELROSE
ルビー スマイリー ジュエル ローズ
チーム ゆめりん