コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

Re: 魔女のフライパン ( No.53 )
日時: 2013/11/22 18:16
名前: 環奈 ◆8DJG7S.Zq. (ID: qdhAso1A)

toコトノ

悪魔は闇を詠い

悪魔は闇を救う

悪魔は知っていた

悪魔の声だけは 木霊する

幻術 デスド・モニカ・・・

その呪文は、「悪魔」の分類に値するものしか使えない
それも、爵位を持った悪魔だ。

わたくしは 古い古文書とおばあ様の伝えから それは知っていたけど…。普通の小学生は、知らなくて良いこと。
だって…こんなに大切なことなのに 中学生にならないと学ばないから

魔師(魔女師と魔術師両方のこと)は、悪魔に 「身体を乗っ取られる」ということが起きたりする

哀しい気持ちになったり、憎い 忌々しい。そういう「悪魔にとって気持ちの良い」ことが 強くなっていくと 「身体を乗っ取られる」ということになる

乗っ取られる。とは、もちろん成りすまされる ということで 魂を乗っ取りたい魔師に 自分とその元の人間の魂2つを君臨させ、元の自分の魂とその元の魔師の魂 二つを交代させて操る

元の魔師の魂が残っているから いつも通りふるまうコトができ、怪しまれることのない反面、その魔師の存在を使い 悪魔が自由にすることができてしまい、悪魔がその魔師の身体のまま 

魔界の裏の 悪魔の世界に運んで行ってしまい その人が 魔界から消える。ということも有り得る

ただし、悪魔の魔属性と 乗っ取りたい魔師の魔属性が 一緒だったり、相性がよかったりする条件が必要なのだ

水と氷もしかり… 光と火と雷もしかり… 時と幻と夢もしかり…
光と羽と風もしかり…

等となっていく

また、魔師が乗っ取られている。と見分けるには、魔師の本能 闇パワーを強く感じること。 でもそれは、当たり外れが厳しい

あともう一つ

光剣という 「光」の属性を持つ者の本能の技でしか確実にできない

勿論、ムリンカこそが使える。 でも光属性を持つ者は いままでにも全然いないんだとか。
魔界中でも ムリンカだけ。と言ったレベルだ

なので最近は 大人の魔師だけが持てる「闇パワー機」を、所持し、闇パワーを強く感じた時だけに サイレンが鳴るというポケットに入れれる小型機が発売されている


「幻術デスド・モニカ」は悪魔の呪文 

だから魔師は使えない。でも、身体を乗っ取られている場合は 使えてしまう。

今 わたくしは見た

ユキのお母さんが 呪文を唱えているところを
—————
toムリンカ

「だけど 一番気になるところがあるね」
とシュキが にこやかだった顔を、急に厳しくさせて言った

「え?」
キーチとラナが顔を見合わせるけど あたしには、そのわかる気がする

「木霊した って部分ですよね?だって 魔師の声は 絶対木霊しませんもの」
あたしが 言うと、ライタがあたしをなめるように見回して

「顔のわりに 頭が良いんだね」
と、言うとライタが続けた

「そうなんだ。悪魔の声は木霊するけど 魔師の声は木霊しない」
そのあと シュキも続けた

「つまりは、この事件には 加害者がいるということです キーチくんは、悪くないかもしれません。 曰く、魔属性がやっかいな者だったりするかも」

「加害、者…」
ラナが ぐっと 息をのんだように呟いた

「やったー!おれの罪は 帳消しだあぁ〜——っ!!!」
ライタとシュキに睨まれながら、 キーチは叫んだ
 

Re: 魔女のフライパン ( No.54 )
日時: 2013/12/06 14:50
名前: 環奈 ◆8DJG7S.Zq. (ID: qdhAso1A)

to ムリンカ

今、魔界上で起きていることはなんだろうか?

魔師が増えている

フライパンの発達力の低下

魔師の行方不明

魔力の低下


そうじゃない

すべて間違っている

そうじゃなくて いまは 魔界上で——…


魔界上では……


「異変が起きている」

悪魔が 魔師のいる魔界に 悪魔が 侵入し続けている

あたしたちの住む 魔界に

「幻術 デスド・モニカ!」
または その呪文の少し上の

「幻術 デスド・モニカ ルル」

「幻術 デスド・モニカ ティキ」

などの 「悪魔の呪文」が増えている

あたしたちの住む 魔界で

あたしたちの住む 魔界で


「幻術 デスド・モニカ!」
の呪文が 飛び交っている

それは どういうことなんだろう?

魔界の異変?

悪魔たちの住む 裏パラレル魔界の異変?

この世界の異変?

それって何?

ワープ扉の異変?

それとも それとも

特別な存在である


「あたし」がいるから——…?

——
toカコセ

どうぞ と にっこり笑顔で整った ムリンカの家の中に通された

おしゃれなレンガの暖炉の火が バチバチと燃え上がっている

「良いでしょう・・? この暖炉。レコッカとコレットが、火の力を持っているから 毎朝 燃やしてもらったりするの」
と嬉しそうに、ムリンカのお母さんが言う

そして

「はい これ 食べていいわよ。」
と、お盆を持って、ムリンカのお母さんがやってくる

そのお盆の上には、いま小学生魔師の間で 有名な ホップぽっぷサイダー

口でバチバチして 味もとっても爽やかで美味しいサイダーだとか。
カコセは、炭酸があまり得意じゃないラナと一緒に居たため 飲んだことがなかった

もう1つはクッキー たぶん手作りだと思う とてもおいしそう!なんたって味も形もイロイロだし、においが何と言っても…
速く食べたくなってしまう

ちょっと恥ずかしいけど

「あ、ありがとうございます…いただきます」
遠慮がちだったけど しゅわしゅわと泡出すサイダーに手を伸ばす

しゅわしゅわする・・・

美味しい。クッキーとも合う

「じゃあ ごゆっくり」
と お母さんが去っていき、うち1人になる。
少し心細い気もしないでもない…

ピーンポーン
  ピーンポーン
    ピーンポーン


チャイムの音が 遠く遠くに聞こえた

なぜだか

なぜだか 遠く遠くに聞こえた


「幻術!!デスド・モニカ・ルル!!」

誰かの声も 遠く遠くに聞こえた

遠く遠くに 


——————木霊した

Re: 魔女のフライパン −失った君と記憶− ( No.55 )
日時: 2013/11/22 20:42
名前: 環奈 ◆8DJG7S.Zq. (ID: qdhAso1A)

toムリンカ

魔界とは

どんな国の形なんだろう?

そして綺麗に整っているのかな?

裏パラレル魔界という本当の悪魔の世界につながっていて

ただ フライパンに乗った 曰く 絨毯に乗った 魔師が居るだけの世界・・・・?

この世界が存在する意味

魔法を使う意味

オレンジに染まる