コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: 魔女のフライパン −失った君と記憶−【更新中】 ( No.56 )
- 日時: 2013/11/24 21:51
- 名前: 環奈 ◆8DJG7S.Zq. (ID: qdhAso1A)
第十話 【今】←こういうのめんどくさくなってきた汗
——
to学校
5−Aのドア
「開けたら閉める!開けたら白目!」
——
toムリンカ
プルルル・・・・
プルルル・・・・
プルルル・・・・
交番の電話メロディー が鳴って、シュキは素早く呪文を唱える
「音の神よ 今、我に音の醒めを 音の悠久を」
どうやら シュキは音の力を持ってるらしい・・と思ったところで ラナからテレパシーが届いた
(ねえ シュキさんは 音の力みたいね)
(そうだねぇ)
(ムリンカちゃん・・いや、ムリンカちゃんのこと ムリン って 呼んでもいい?)
急なラナの発言に あたしは少し戸惑ったけど テレパシーを送る
(もちろん!)
(あ、あのさ…)
と遠慮がちにラナが切り出した
(キーチくんって カッコよくない?・・・)
(え!)
急すぎる発言に しみじみと キーチをジロジロ見る
「ん なんだっ?」
と あたしたちの方を あっけらかんとキーチが振り向く
(ムリン? キーチくんと、テレパシーできる?)
テレパシーは 親しい者とじゃなければできない。
けれど、誰とでもできる気がするのは気のせいなのか
(やってみる)
ワケはわからないが やってみることにした。
(おーい おーい おーい)
キーチにテレパシーを送ってみる
(おー つながったじゃん)
と、テレパシーがキーチから送られてきた
(やったー!テレパシー繋がった!)
とあたしが キーチにだけテレパシーを使うと
(そうだな)
と送られてくる
それからまたそれをラナに報告する
(…そっか 私はまだ無理だなぁ…っ)
と哀しそうに テレパシーをおくってこられ そこで途切れた
「…はい そうですか 分かりました が、現在対処できない状況になっておりますゆえ ご了承を。」
と 電話を終えた
「なんだったんですか?」
ラナが気楽に訊いた
「ああ、友達が 悪魔に身体を乗っ取られてる。。とか、悪魔に乗っ取られた人が続出してる…らしい」
と、無愛想にシュキが言う
だけど 乗っ取られた の意味 が あたしにはよくよくわからない
だって まだ勉強していないから
と、ライタが あっとなった
「きみっ!!」
あたしは 指を指されて首をかしげる
「はあ?」
あたしを最初に
「なんなんですか」
「・・ちっと失礼だね」
と、ラナとキーチも 怖い顔を向ける
「あ、ああゴメン。 君は、珍しい光属性を・・しかも 光剣が出しやすい光属性を持っているからね」
自分の属性+剣 が付く場合があるが それは 稀に見られる 自分の魔属性の「本能」が発揮されたときに使われるスーパーソード 通称「ソウル」と呼ばれる
あたしなら 光剣 と書いて ヒカリソウルと読まれる
「本能」が発揮された力なんて、あたしは出したことがない。
そして ソウルには 「出しやすい人」「出しにくい人」があるという
出しやすい人 には 生徒手帳にわざわざ剣をつけてやられる。
さっきのキーチも 風剣だった
つまり 出しやすい ということだ
「それも 光水の羽だよ!!」
とライタは 目を細めて、一人で盛り上がる
「へ?」
「へえ?」
「あっそ」
あたし、ラナ、キーチ とまたまた一人で盛り上がるライタを白い目で見る
「君は 誠実な 「聖なる」光の力を持った 白魔女だー!!」
「はあ?」
「へ?」
「なになに?どういうこと!」
「君なら 君なら 聖なる光水羽の力で この魔界を潤し暖かくできるじゃないか!今すぐ魔法を!今すぐ力を! 今すぐに ヒカリソウルを!」
「ふあぁ?」
「はあ?」
「へえ?」
あたしには さっぱり意味が解らなかった…