コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: 魔女のフライパン −闇を救う末裔ー ( No.92 )
- 日時: 2013/12/11 14:49
- 名前: 環奈 ◆8DJG7S.Zq. (ID: qdhAso1A)
- 参照: http://紫水晶
toムリンカ
そのまま、レンとコレットの有り余った魔法を使いまくって、人間界のある場所についた
都会…というのだろう 高い建物と 光だらけ。
「ここは、———っていう場所なの。」
コレットが懐かしそうに言った
けど……
正直、あたしにはそんな記憶は無い。残念な話 まったく覚えてもいない
「ここ…だな」
レンが 急に足を止めた
え…でも待って、ここ…。黒乃ヒルズ と書かれている ビルだった。
あたしの予想では 一戸建てだと思ってたから ちょっとびっくりした
「建て替え…?」
コレットが ジロりと建物を見回した
「え?」
セイヤが聞き返した
「人間界の建物なんて、すぐ建て替えするんだ。お店だって、売れないと半年もたたないうちに潰れる。家も同じようなものなんだ。たぶん、ボクらの家族は…その…」
引っ越し という言葉を口にしたくないのか、話はお茶を濁す方向へ逆転。
「待って…。じいに訊いてみる」
と、コレットが フライパン型ミニスマホを取り出した。それは、この前、お父さんがコレットに買い与えたもので、あたしも持ってる。
けど スマホなんて使わないんで、家に置きっぱなしだ
「じいって誰なんだよ。」
と、横ではレンを問い詰めるセイヤの姿があった。
「じい?…さあ?」
と、首をひねるレンに、爆笑気味のセイヤである。
「知らねえのかよ!」
と、わざとふてくされたフリをして。
その後通話を終えた、コレットが言った
「あなたたちうるさいわよ。あ、じいっていうのは、航界士ギルドの、レノン様の叔父様、アカギ様よ。何度かお会いしてるの。人間界に詳しい方よ」
そりゃあ 航界士として 数々の界を回ってるんだからそうだろうね。
「人間界では、同じ読み方で、字の違う 航海士という職業があるらしいわ」
と、コレットが言う
「ふ〜ん。で、その人、地図でも書いてくれたの?」
あたしが訊く
「カンが良いね。そうよ。場所を教えてもらったのよ。。でもお引越ししちゃってたからもう一度聞いただけ。さ、みんな私に捕まって、魔法で出発するわよ。」
黒乃ヒルズを、4人の魔女さんが後にしました。
「———くくっ…」
その裏、黒乃ヒルズが 一戸建ての琴唄家に化かした。